
第498号 2024.3.26発行
「小林よしのりライジング」
【今週のお知らせ】

第527回「鳥山明の戦闘漫画に敬意を表する」


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2024/03/12(火) 19:20 「中絶は女性の権利か?」小林よしのりライジング Vol.497
2024/04/02(火) 19:05 「古代の『斎王』と伊勢神宮『祭主』のこと」小林よしのりライジング Vol.499
今号の感想です…。
よしりん先生の記事について、改めて。
江戸川乱歩先生の話はともかく、かつて「ガンダム」の富野由悠季氏が「だから僕は…」という書で、鉄腕アトムのアニメがヒットしたあとの手塚治虫先生の苦悩を述べられていて(富野氏も又聞きしたようなことらしいのですが)「強い敵と戦わせることがアニメ『アトム』の主軸となり、自分の息子のアトムではなくなったけれども、PTAなどは『アトムは素晴らしい作品だ』と褒めるので、ますます苦しい気持ちになった」というような内容だったと覚えています。
つまり、一つの作品ができると、商業主義の中で、「商売になるかならぬか、商売にするにはどうすればいいのか」が軸となり、内容はなおざりにされるという好例が、『アトム』であり、『ドラゴンボール』であって、ほかにもあまた存在する話なのか、と思いました。本宮ひろ志先生の『男一匹ガキ大将』もそうだったという話を聞いています(富士の曠野で対決でおしまいにしたかったのだとか)。
『水滸伝』も、100回でおしまいの形のほかに、途中を20回分引き延ばしたヴァージョンもあるのだとか。また、武松の兄の敵討ちの話を別方向に拡大し、スピンオフしたのが『金瓶梅』ですよね。
人間の考えることは、古今東西、かわらないのだな、と思いました。ある意味、「鬼滅の刃」がそれなりに少ない巻数で終わったのは、良かったのかも、です。
単純ですが、そんなことを思いました。
私は内容が良ければそれでいい、戦闘の中身や目的が明確であり、それによる主題にぶれがなければいいのでは、とか思います。ただ、「ゴー宣」については、論争は結論をうみだすためのもので、論争そのものを目的にしてはなるまじ、ということなのでしょう。
私の知人にも「小林よしのり信者は小林よしのりの言うことにはYesなんだろう?」としか言わない人がいたのですが、そういうことを感じたり、深く考察はしていないのでしょう。しかし、「考える」こと事態が「面倒」で、「何となく気に入らないから、こいつの言葉には聞く耳を持たない」でいい、正当化されるという考えの人もいるのでしょう。
犬養毅のことを記したのは、そういう理由からでもあります。論理や理屈ではなく、個人的な憎悪にまで発展してしまっています。何とか納得させたいものです(もっとも、その知人は私のそばからは立ち去ってしまいましたが)。
以上です。
もくれんさんの記事について
学問でも、書いてあることを鵜呑みにせず、他の書をあさったり、現地へ行ったり、似たような出来事について考察したり、経験談を聞くなどのような、「自分で調べる」ことが大事であって、分からなければ自分で何とかする、という基本方針がマスコミには存在しないのか、と思いました。
とりあえず、こんなところです。
最後に今号のSPA!が横浜LIVEの内容だったのがとても良かったです。元明・元正の件、どうしたら納得して貰えるのでしょうか?」これも感情論なのか、と。
では次号を期待します。前号のは…気がむいたら、新しいライジングの記事と関連づけてにします。
ゴーマニズム宣言・第527回「鳥山明の戦闘漫画に敬意を表する」拝読しました。
よしりん先生が沖縄論の取材で出会われた沖縄のガイドさんのように、フィクション作品の戦闘にまで文句言われても、困りますね。
どうしても戦争を無くしたいのなら、全人類を滅亡させるしかありません。
しかしそれは反戦平和を唱える人たちにとって、忌み嫌う大量虐殺と何も変わらないこと。
人というものは、よしりん先生のように「戦争というものは人類が生存し、国家が存在する限り、なくならない」事実を意識的・具体的に描かれると「そんなことはない!」と否定してしまっても、同じことを鳥山先生のように無意識に・抽象的に描かれると、安心して「そうだ!」という本音が溢れてしまうのでしょう。
泉美木蘭さんのトンデモ見聞録・第321回「『ウラ取りしていただいて、ありがてえ』のテレビ」拝読しました。
仕事しろテレビ局!!
週刊誌の言い分鵜呑みにして垂れ流すのが、あなたたちの仕事じゃないでしょう!
当事者の貴重な証言を元に、自分たちで検証しましょうよ!
自分たちの足で取材しようともせず、週刊文春の記事の内容鵜呑みにしてそれをテレビで垂れ流すだけで高い給料貰えるなんて、いいご身分ですね!
バトル漫画といえば、異能戦士がまた読みたいです!
毛脛が好きでした…
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