ともピー のコメント

今週のライジングを今日やっと読みました。
「鳥山明の戦闘漫画に敬意を表する」の論考は興味深かったです。実は小学校の頃「キン肉マン」が大好きでした。こちらも戦闘漫画にあたると思われますが小学校高学年になるころからだんだんと読まなくなりました。

「ドラゴンボール」ももちろん読んでいました。
初期のドラゴンボールを探す旅のところが好きでしたが天下一武道会というトーナメント格闘技戦をするあたりからだんだん気持ちが離れていきました。たぶん「キン肉マン」から離れていったのと同じタイミングだったかと思います、大人になっていく過程で戦闘漫画というものから自然に離れていった感じです。

中学生の頃は周りのみんなが読んでいる漫画を話題を合わせるために自分も読んでいましたが、電車の中で拾ったヤングマガジンで「ゴリラーマン」を読んだら面白くてハマってしまいました。

高校生の頃は「寄生獣」を読んで衝撃を受け、高校2年生の頃に友達が持っていたSPAの「ゴーマニズム宣言」を読んで、こんな漫画があるんだと妙に心に引っ掛かってしまい読むようになりました。オウム真理教が坂本弁護士殺害の犯人ではないかという論考や薬害エイズ問題で奮闘する様子はリアルタイムで読んできました。

そんな感じで戦闘漫画から自然に離れてゴー宣にたどり着くというのが自分の漫画遍歴です。
ちなみに格闘漫画の「あしたのジョー」を読んだのは大学生になってからですが名作と思いました。明らかにその辺の戦いのインフレーションでだらだらと連載を引き延ばすものとは一線を画する漫画です。

戦いのインフレーション路線であればストーリー展開もなんとなく先がわかるわけで、描く方も描きやすいし読む方もスナック菓子でも食べる感覚で読めるので流行るのはわかります。
でも、それは心に残らず消費されて捨てられる消耗品と同等のものです。

小林よしりん先生は自分が生み出すキャラクターや漫画そのものに対する愛情が強いから、そのような虚しい漫画を描かない、というか描けないのだろうと自分なりに分析しています。

No.77 7ヶ月前

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