さらうどん のコメント

私は「少年ジャンプ」のストーリー漫画では「コブラ」のような漫画が好きだったので、
鳥山先生は絵が上手い漫画家で凄いな~と思いましたが、ドラゴンボールは「天下一武道会」のあたりから飽きてしまいました(鳥山先生のファンの方々すみません)。
車田先生の漫画は「リングにかけろ!」はジャンプを買って読んでたので最後まで読みましたが、聖闘士星矢は途中で飽きて読まなくなってしまいました(車田先生のファンの方々すみません)。
梶原一騎先生原作の格闘漫画は大好きで、全部ではありませんが、結構読みました。
勿論、「あしたのジョー」にも「巨人の星」にも、漫画ならではの荒唐無稽な描写があって、そこを外連味で読ませていることは承知しております。
しかしここで重要なのは、「あしたのジョー」などの格闘漫画には、戦うために修練する、どうして戦うかの理由を丁寧に描く、「戦いに次ぐ戦い」でエスカレートさせていく展開を作るために「戦って」いる訳ではないというところです。
「ゴー宣」では、論敵とへの批判を漫画で描く上で、一見「戦い」のように見えるところもありました。オウムとの戦いもそうですし、実際に漫画の中でよしりんが「死闘編だ!」って言ってるコマもありました。
しかしそれは漫画として面白く読者に読ませるための手法として描いたのであり、実際にはゴー宣を「バトル漫画」と読んでいて感じたことはありません。よしりんが格闘しているのはあくまでも現実ですから。
しかし鳥山氏がドラゴンボールで無意識的に己の「好戦性」を描写して、「戦争」の中の一面を描いていて、よしりんは「意識的に」「戦争」を描いて「戦争論」を描いたというブログの描写はとても読んでいて興味深かったです。
朝日新聞の記者の中にすら、戦闘漫画を面白いと思う「好戦性」はあるはずなのに、イデオロギーのためにその心に蓋をして、アラレちゃんの方を褒める、というところも興味深かったですね。

No.86 7ヶ月前

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