第483号 2023.10.17発行
「小林よしのりライジング」
【今週のお知らせ】
第512回「パレスチナよりウクライナだ」
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コメント
改めて、今号の感想です。先に記したのは愚痴も交じってしまったので。
一つの特定の環境の中に「埋没」していると、その「浸りきった世界」から見えるものがすべてになってしまい、そこから思想を「発展」させるというふうにはなりにくいのでしょう。「村社会」とはそういうものですよね。
ただ、それで幸せな待遇の人もいるわけだし、その「幻想」を壊すのはどうかという気もしてきたのです。こうだと思い込んだ「夢」を見ていたかったら、そのままにしておけば、「現状」が最適だと思うなら、それも人生ではないか?
周囲のことを見ているうちに、よく分からなくなってきました。…やはり、別の世界、真理があると、教授する必要があるのでしょうか?コロナの場合も、ウクライナの場合も、それで失敗しているのですが(こちらの説明を聞かないし…自分の意見を押しつけるな、だし、あるいは別の話題にすり替えようとするし…)
あれこれ考えていても、答えが出ないので、先にすすみます。「下手の考へ休むに如かず」かな?
イスラエルとパレスティナのことは第一次世界大戦中のイギリスの責任が大きいというのが私の意見です。「アラビアのロレンス」を見ていても、分かりますよね。
ウクライナの場合もロシヤの「発祥の地」とか「聖地」という考えがありますし、「天然ガス」や「NATOからの迫害」のことこそうまい口実で、本質はイスラエル対パレスティナと似ているのでしょう。ただ、これはロシア人対ウクライナ人で、ウクライナとロシアは同じではない、ウクライナ人が自立すべきという(ある意味)人道的な思想、民族自決という考えに持ってゆけるので、国際法を導入しやすいのかな、と思います。
というか、長年、自分の国を持てず、ポーランドやロシアの支配下にあったウクライナ人が、初めて自立するのだ、と考えると受け入れやすい考えではあります。
聖地の場合は、オスマンから独立する際に、パレスティナをどこに帰属させるか、パレスティナにずっとすみついていた民族か、伝説のユダヤ人かという話にもなるので、どちらが正統とはできないわけで、民族・宗教が複雑に入り組んだ旧ユーゴスラヴィアの紛争が長引いたのとも似ています。
ただしこの場合、「聖書」はキリスト教のみならず、イスラムやユダヤ教の「根本教典」でもあるから、ヨーロッパ民族やアラブ民族、イスラエル人の「根幹」の話にもなっているので、「国際法」とは別になってしまい、それ以上の「肝腎な話」になるのでしょう。「十字軍」が七度も派遣されたのは、キリスト教徒にとって、特別な場所だからでしょう。
宗教上のそういう背景があって、「国際法」が難しくなるわけです。
少しふざけてみますが、ドラえもんでも出てきて、もう一つの「聖地」を、パラレルワールドでも作ってくれたらいいのに、とか思います。
とりあえず、やらせておくしかないのでしょうか?
私はそれでも人道支援はした方がいい、コロナワクチン同様、子供や戦う意志のないものは避難させてもいい、とは思います(橋下徹のウクライナ戦争の意見みたいですが)。
でも、ひょっとしたら、「疎開」から帰ってきたら、親きょうだいの犠牲を継承して、あらたな戦いを始めてしまうのかな?ある意味、第二次大戦後の日本人もその精神だけは見習った方がいいのかも。
以上、まとまりがないですが、自分の分を越えたことは餘計なお節介はしない方がいいのかも、です。
コロナとかウクライナみたいに、データを集め、論理的に説明すればひょっとしたら分かる、という話でもないので。それですら、納得せずに「自分たちの信じた思想」にしがみついている人たちが多かったわけですね。
偉そうなことを述べていますが、これも「宗教問題」なのでは、という感じがします。「和」の民族という話になるから。
こんな感じです。長々と意味のないことを記して、すみません…。
続いて、もくれんさんの方です。
これも…宗教ですね。安倍晋三が首相になって、何かが変わったはずだ、変わっていなくてはならない、でも、その内容を巡り、争いになっている。まるで、「保守」と「革新」の勢力で、司馬遼太郎の取り合いをしており、解釈の相違があるのと同じに見えます。
もっとも、(こういう言い方をしてはいけませんか?)コロナ脅威論者やワクチン礼賛者にとって、陰謀論と科学主義に基づいたコロナ解釈論も同じに見えているのかも知れないです。左翼にとっての、小林よしのり「信者」(こういう言い方を敢えてします、すみません…)と、ポチ保守の違いも…かな?全然異なるのですけれども。
実は、とある知人があまりにも「小林よしのり信者は、小林よしのりの意見はイエスなんだろう」というので、「大東亜論」の「西郷隆盛」と「大久保利通」のことを話してもあげたのですが…「それって、最近のことだろう?」
(私見を述べると、私は「大久保」も、ああいう人ではあったけれども、気の毒な、時代の犧牲者だったという気もします。どうしても紀尾井坂の時に「西郷からの手紙」をよんでいたらしいという話がひっかかるので。いつか、自分でももうすこし調べてみないといけないな、と。これでよろしいですか?)
彼は、コロナ陰謀論との違いも分かっていないようでした。「ワクチンで儲けた奴がいるなら、反ワクチンで儲けた奴もいるだろう?」…気にしても仕方がないので、先にゆきます。
つまりこの場合も「安倍晋三はモリカケ問題も、慰安婦のことでも間違いをたくさんしたかも知れないけれども、彼のようにチャレンジすることが重要だ、自分たち、日本保守党はそれを正しい形で、発展させるんだ」なのだろうと想像します(HANADAとか買う気はないので。恐らく、そうなんですよね?)。
しかし…それこそ、小泉元首相が、北朝鮮拉致被害者の一部の人を取り返して得意気になってるだけのような感じです。今でも…その問題がつづいているではありませぬか?
でも、現在の保守にとって、安倍氏しか頼るものはない、彼を讚めるしかないではないか…というなら…よしりん先生だって、よろしいのではないのでしょうか?(それって迷惑ですか?でしたら、すみません…)
やはり、私は(先のパレスティナの件なども含めて)歴史的経緯とか、民族の伝統とか、そこから来る功罪とか、そういうものも含めて、考えてゆかないといけないと思います。確かに、現代は「鎌倉殿の13人」や「どうする家康」の世界でもないし、「紫式部」の活躍したような世の中でもないけれども、だからといって、人が死ななくていいとか、あるいは中央だけ栄えた差別世界だとか、そういう見方をするよりも、その中から生み出されたものにどれほどの価値があるのか、だと思います。
現代だったら、勿論、日本保守党でも、小石河連合でも(養生所ですか!)なく、ジャニーズとか歌謡曲とかフォークソング、演歌、ロックとか、あるいはアニメーションとか、なのではありますまいか?そういうなんと言うこともないものをこそ、壊してはいけないのでは?
新幹線の車内販売とか、あるいは…廃線にしないで、未成線もちゃんと作って、高速道路もしっかりつくる、かな?普通の道路も。
国道16号線とかも渋滞しないようにできないものか、とか。
ついでにいうと、私は山本有三さんの小説や戯曲自体は好きで、彼が国語改革をした気持ちも…分からなくはないけれども…だったら、漢字を簡単にすることとか、かな表記を発音通りにする(実はそうではないのですが)でもないように思います。この話も(先刻でてきた)知人にしようかと思いましたが…理解できないかもしれないですね。
私は小さい「ゃゅょゎ」とか、「っ」を用いるのは賛成です。「ん」と同じで、昔、そういう文字がなかっただけのこと。古典の教科書もそうすればいいのですが。濁点はつけているのだから(濁点が生まれるのは、確か戦国あたりから、かな?)
「旧漢字」と「歴史的かなづかい」をごっちゃにする人がかなり多かったりするのだから。かりに漢字を廃止したら、旧かなづかいにしないと、日本語は分からなくなります。
本当に長くなりました。これでやめておきます。
それでは、次号を期待します。
ライジング配信ありがとうございます。
ゴーマニズム宣言・第512回「パレスチナよりウクライナだ」拝読しました。
国際法を守ろうとしている場合にこそ、国際法は意味をなすのですね。
パレスチナは抵抗することが生き甲斐で、イスラエルはパレスチナを制圧することが生き甲斐。
どちらも、国際法を守る気が全くなし。
これは放っておくしかありません。
泉美木蘭さんのトンデモ見聞録・第306回「自称保守派、分裂の様相」拝読しました。
日本保守党への賛美、読んでいるだけでゾッとします。既に壮大に空回りする未来が見えます。
自称保守はいかに自分たちが安倍晋三氏を敬愛しているかをアピールすることで、同じく安倍晋三氏を敬愛する人たちの支持を取りつけたいのでしょう。
(ID:13120218)
1ばん