小林よしのりライジング

「岩手中2自殺事件、最大の責任者は誰なのか?」小林よしのりライジング号外

2015/07/21 12:45 投稿

コメント:110

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(号外 2015.7.21発行)

ゴーマニズム宣言
「岩手中2自殺事件は凶悪犯罪である」

 岩手県矢巾町の中学2年男子、村松亮君がいじめを苦に列車に飛び込み自殺するという事件が起き、学校の対応などを巡って論議となった。
 またしても起きてしまった、中学生の子供が犠牲となる痛ましい事件であり、これ以上このような事件を続発させないためには、事件を未然に防げなかった最大の責任者を、特定する必要があると思う。
 今回の場合それが誰かといえば、やはり巷で囁かれている通り、亮君の担任である30代の女性教師を特定せざるを得ない。
 既に多く報道されているが、亮君からあれだけはっきりしたSOSのサインが出されていたのに見過ごしていたのだから、あまりにも鈍感すぎたと言うしかない。
 子供の最も身近にいる存在は親なのだから、いかなる場合でも、いじめ自殺を防ぐ責任は第一には親にあるという意見もあるが、今回の事件では、どうしても教師の感受性の鈍さが目立ち過ぎる。
 今回は亮君の人並み外れた優しさに、父親から教師まで、甘え過ぎていたゆえに起こった悲劇である。

 亮君が小学3年の時に、両親は離婚している。父親から暴力をふるわれた母親が、亮君と2人の妹を連れて東京に逃げたのである。父親がDVならすでに責任の一端は担っていることになるから、単なる被害者ではない。
 しかし亮君は「おじいちゃん、おばあちゃんやパパが心配だから帰りたい」と言い出し、両親が相談した上で、1人だけ岩手に帰った。
 だが、それでも亮君は父親との折り合いが悪かったようで、小5の冬休みに母親に「ママ、助けて」と電話をかけ、一旦は母親が東京に連れ戻している。
 ところが、そんな状況でありながら亮君は自ら「ママには妹たちがいる。でもパパにはオレしかいない」と言い、4日後には岩手に帰って行った。
 亮君は自分がどんな思いをしようと、それよりも父親のことを優先させて考える子だったのだ。たとえその父親が母親に暴力をふるい、自分にもつらく当たるような人物であったとしても。
 岩手で同居していた祖父は「亮は同年代の子と比べるとちょっと幼い。純粋すぎるけど優しい子だった」と語っている。
 世の中には、とてつもなく優しい心を持った子供がいるということを認めるべきで、わしの『おぼっちゃまくん』を読ませてあげれば、少しは人間の邪気も吹き込めたかもしれない。
 亮君は、自分は父親の寂しさを癒そうとして帰ったのに、自分のために迷惑をかけたりしたら、意味がなくなってしまうという気持ちをずっと持っていた。
 だからこそ、どんなにいじめを受けていても、父親にだけは決してそれは言えなかったのである。

 ただし一度だけ、亮君はバスケ部の同級生Aにいじめられていると父親に言ったことがあり、父親は学校に相談して対策を求めている。
 このとき学校は、バスケ部の顧問と担任、そして亮君と同級生Aで話し合いを行い、問題は「解決」したという。
 だがはっきり言って、この時の学校の対応は決定的に間違っている。
 学校は加害者と被害者を同等に扱い、両者の話し合いで「解決」したと思い込んだのだ。だが、凶悪犯と被害者を同じ席で話し合わせたって、問題の解決になど絶対になるわけがないのである。凶悪犯はその場しのぎで、どうとでも嘘をつくのだから。

 ここで亮君を優しすぎる少年とし、加害者を凶悪犯と見做すのは、単純な善悪二元論で、印象操作だと言う者もいるだろう。誰の心にでも善意の部分が宿り、悪意の部分も宿っているのは当然だが、そんな相対化は問題の解決に何も寄与しない。 

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コメント

リラリラックマ
No.125 (2015/07/28 01:22)
私はこの手の話題はあまり興味も持てず、ニュース等で断片的に見聞きするのも嫌なので、いつもライジングで詳細を知ることになります。

今回のゴー宣は素直に勉強になりました。
いじめ自殺というとやはり親が問題なのかな、と思いがちですが今回のように色々なケースがあるのだと感じました。
担任教師が何もせず、学校も何もせず、親もある程度やったものの止めることはできなかった。
(私的には親の努力は足りなかったとは思うところもありますが)
これでは止める術は書かれているように警察に介入してもらうしかありません。

子供のいじめっ子なんてものは警察が出てくれば大抵はおとなしくなると思います。
というか、警察が出てくるほど悪いことなんだとわからせるのは必要でしょう。

本当は地域の共同体でなんとかカバー出来ないものかとは思うのですが、岩手県でも無理となると難しいのでしょうか。

物騒で心のないやり方かもしれませんが、警察の介入が必要だと思います。
あっちゃん
No.126 (2015/07/28 07:48)
黒柳徹子論争に私も参加します。
個人的にはモロにベストテン全盛期を知ってる世代ですし今でも平日の昼飯時にテレビ見るなら徹子の部屋を見てる人間なので黒柳徹子自体は好きな方ですが、今回話になってるシャネルズや光GENJIの件はどっちかというと「懐疑派」で偽善も疑ってます。そういえば一時期テレビ朝日で徹子の部屋はもちろんニュースステーションにもほぼ月イチペースで出てきてユニセフの宣伝とかもしてましたね(まあアレは久米が強引にベストテン等当時のレギュラー番組全部を降りてニュースステーション始めたことに黒柳が激怒して、それに対して久米やテレ朝が気を使ったって側面もあったようですが)
ただ>>119でmonmonさんが仰られてる「アイドルが上から目線で・・・」ってのもわかります。そういえばもうすぐ日テレの24時間テレビがありますけど、アレなんか「上から目線のザ・偽善」ですからね。
ボン
No.127 (2015/07/28 09:29)
いただきます

号外ありがとうございました。

ネットニュースで、自殺した生徒が「氏にたい」と書いてある生活ノート(交換日記?)の返答に「明日からの研修がんばりましょう」とか返答している記事を読んで、「なんじゃこりゃ?」と思っていました。この女教師は、一度解決したと思っていた「いじめ問題」がまだ続いているという現実から目を逸らしたかったのでしょうか?それともただ単に「常識的な国語力」がないのか?どちらにせよ「教師になってはいけない人間」だったのでしょう。

それと、悪ガキの対応は、なんてずる賢いのでしょうか。

旧掲示板で、姪っ子のいじめの話を書かせて頂いたのですが、その時の、「いじめっ子」のずる賢さには、私もびっくりしましたね~^^;
幸い(?)女の子同士の問題だったので、警察が介入する必要なものは、無かったのですが、何の進展もなければ、私が暴れようかと思っていましたがw

遅くなりましたが、どうも、ごちそうさまでした
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