第136号 2015.6.9発行
「小林よしのりライジング」
【今週のお知らせ】
第132回「未熟な国で老いに抗う者たちの煩悩」
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コメント
鈴木その子!
配信お疲れ様です 前からテレビなどでアンチエイジングが取り上げられていましたが、お年寄りになっても婚活とは・・これは元気を通り越して、まるで不自然なことではないか、とずっと思っていました。
自分はまだ結婚していませんが、30を過ぎてからぐっと老け込んできたように思えます。60代の人から見れば30代は若いかもしれませんが、体力や精力がぐっと衰えるのはひしひしと感じています。
自分は結婚したくないわけではなく、結婚したい願望はずっと持っています。
両親や祖父母もどんどん年を取っていってるなと感じていますし、早く嫁や子供の顔をも見せてあげたいと思いますが、それができない大きな要因の一つが、自分の境遇で、非正規雇用の給料ではとても女房子供を養えない実感があるのです。
私自身、一回ブラック企業に就職して、打ちのめされた経験から、正社員になるのが怖い、人付き合いが怖い、という恐怖を今までずっと抱いていました。そのため人間関係になかなかなじめずにいました。
私の住んでいる地域も少子高齢化が進み、家族が年々老け込んでいくのを見ると、とてもつらく、早く若い世代を作らなくてはいけないという焦りが年々大きくなっています。
それでも、60になっても婚活をしようとはさすがに思いませんが・・・
ネットではとても強気な自分ですが、現実では、てんでひ弱い存在です。それでも大事なのはネットではなく現場で、職場の人とコミュニケーションをできるだけ取るようにして、信頼関係を築いていく他ないと思います。いま日本に自分のような草食系男子はたくさんいると思いますが、それは自分だけでは乗り越えられない『心の壁』を持ってる人が多いと思いますし、やはり、助けになるのは他の人の力です。
国もそういう人たちを救う政策をしなくては、日本は衰退の道をたどると思います。これからも、ゴー宣で思想を磨き、職場で自分を磨き、一刻も早く自分の境遇の改善に努めたいと思います。
近世以前に男が月代を剃ったり女がお歯黒を塗ったりする慣習は、若年層があえて「老い」を擬態することによってより成熟へ近付こうとする、現在とは完全に正反対の思想が含まれていたからではないかという気がしました。それだけ老成する、老いるということに意義があった風土が文化の中に根付いていたということでしょうか。
翻って、老人が若さを擬態する今の風潮は「消費者としては若者にしか意義がない」という資本経済の壮大なステマに誘導されているかのようで不気味です。
爺さま方にはできるだけ貯め込んだ金は使ってほしいですが、今さら自分磨きするのではなく、できれば下の世代を磨くために使ってほしい。よしりん先生が自費でゴー宣道場を続けているように公に向かって使ってくれたらなあと思います。今の爺さま方も私しかないから、自分磨きしか思い付かないんでしょうか。身だしなみは公に向けてのものですが、アンチエイジングは私だけに向けているから違和感があるのかも。
やはり若さに執着することと、生を充溢させることは全くの別物なんだろうな、と考えさせられました。
(ID:5913974)
1番柴犬ですw