よしりん先生の「占領期をー」のブログで、「戦争論2」で安保闘争(実質左翼運動)があった時の首相の岸信介が「今日も後楽園球場は満員ではないか」と言って詰め寄るマスコミを抑えた話があったのを思い出しました。 マスコミが岸信介を「昭和の妖怪」と表現した感覚は、岸の売国的行為においては、ある意味正常だったと思います。 ただし、あの時代は、左翼運動全盛期で岸を倒した後のビジョンがいいかげんだったので、岸信介の後「米国かソ連か」に分かれて日本が見えてこなかったのですね。 「戦争論2」のできた2001年は今と違ってまだ左翼の力が強かったから、小林さんもああいう表現に描かざるを得なかったのでしょう。もし今日の状況であのシーンを表現するなら、当時左翼全盛だったことは十分勘案しながらも、岸信介を全面無罪のように描くことは決してしないでしょう。 しかし、自称保守、ネトウヨは岸信介のやったことをすべて正しいと思い込み、その根拠が「戦争論2」と言い出すのなら、先生にとってこれほど迷惑なことはないと思います。
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小林よしのりチャンネル
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よしりん先生の「占領期をー」のブログで、「戦争論2」で安保闘争(実質左翼運動)があった時の首相の岸信介が「今日も後楽園球場は満員ではないか」と言って詰め寄るマスコミを抑えた話があったのを思い出しました。
マスコミが岸信介を「昭和の妖怪」と表現した感覚は、岸の売国的行為においては、ある意味正常だったと思います。
ただし、あの時代は、左翼運動全盛期で岸を倒した後のビジョンがいいかげんだったので、岸信介の後「米国かソ連か」に分かれて日本が見えてこなかったのですね。
「戦争論2」のできた2001年は今と違ってまだ左翼の力が強かったから、小林さんもああいう表現に描かざるを得なかったのでしょう。もし今日の状況であのシーンを表現するなら、当時左翼全盛だったことは十分勘案しながらも、岸信介を全面無罪のように描くことは決してしないでしょう。
しかし、自称保守、ネトウヨは岸信介のやったことをすべて正しいと思い込み、その根拠が「戦争論2」と言い出すのなら、先生にとってこれほど迷惑なことはないと思います。