第7号 2012.10.2発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・
小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、
AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)
「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、
漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと
紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの
人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに
生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書による
よしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。
(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「安倍総裁の病気を批判するのは下品!」「病気に対する差別を生む!」
「同じ難病を抱えた人々の励ましになる!」今週号の「ゴー宣」は
『号外「“アサコール”に国を託せるか?ー安倍晋三の陥穽ー』に
寄せられた批判に、徹底反論!
※「今週のAKB48」はAKB48の楽曲の魅力について熱く評論!
※「おぼっちゃまくん人生相談」では、これ以上ない「下衆(ゲス)」な
質問に再びあの人が登場!
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第8回「政治家の『美学』に国を委ねるな!」
2. 今週の一品・6品目「錆びたギター」
3. 今週のAKB48・第8回「男心を歌う少女たち」
4. おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~第8悶
5. よしりん漫画宝庫・第7回「『異能戦士』①『異能力』とは何か!?」
6. Q&Aコーナー
7. 今週のよしりん・第7回「自主規制との闘いと『ネット』の可能性」
8. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
9. 読者から寄せられた感想・ご要望など
10. 編集後記
第8回「政治家の『美学』に国を委ねるな!」
『小林よしのりライジング』の号外のコメントに、面白い意見を見つけた。
森本防衛相も深刻な健康不安があり、その事実を隠ぺいしながら「美学」で
大臣を続けているというのだ。事実関係は調べて見なければわからないが
信憑性のある報告である。
わしが注目するのは、国家・国民の命運を預かる大臣や総理という地位を
「美学」でやってる者がいるという指摘だ。これは正鵠を得ていて、実際
そのような政治家が日本にはやけに多い気がする。
最近、幻冬舎から出ている『約束の日』という安倍晋三試論の広告を
新聞で見かけたが、安倍を三島由紀夫になぞらえながら、センチメンタル
な「美学」を強調した見出しに嫌悪感を覚えた。
どんなに「美学」を説かれても、難病を抱えた
総理総裁に、国民の命を託せるわけがない。
心身の壮健さは政治家の資格である。
クスリに頼って辛うじて健康を維持しているのに「画期的な新薬で難病
を克服した」などと嘘を言って総理の座に就いてもらっちゃ、国民として
は大迷惑だと言いたい。
安倍晋三が抱える「潰瘍性大腸炎」という病は、厚生省が難病指定して
いる。ストレスを溜めずに用心深く闘うしかない。
一般人と政治家は背負うものの重大さが違う。「美学」で国民を道連れ
にされては敵わないではないか。
同じ号外の読者コメントの中に、感動的な報告があった。
あまりにも公私のバランスが取れた見事な意見で、わしはつくづく感心
した。ハンドルネームNaoaki氏の文章を紹介して、わしの考えを整理して
おきたい。
コメント
コメントを書く(ID:1220499)
どんなコメントを書こうかと思っていたら、あっという間に明日が次号ですね。ブログにもある通り、素晴らしいコメントが多いのでそれも含めてとても良質なエンターテインメントだと感じます。
すごーく突っ込みたかったのは連続で厳格和尚に説教されてる悩んでるた~る小田さんです。
誰もが通る悩みを不惑になっても抱え続けてるあたりが困ったもんですね。
頭の中にある分には大したことないけれど、公開してしまうと結構な影響力があるのだなとその蛮勇に感心すらしてしまいますが女性に不快感を与えてしまうことも想定されてしかるべきでした。
表現が直接的でもそのまま載っちゃうところはネットの怖いところかも知れません。
ピュアっていえば聞こえは良いけど、社会人としてバランス悪すぎるでしょう。
(ID:13193453)
>>64 mashiroさん
ナイスツッコミ!! と思いました(^^)
ここのコメント欄は絶妙にバランスが良い、と再認識させて頂きました。
毎週、頭が下がる思いです。
(ID:18874946)
同じく、どんなコメントを書こうかと考えていたら一週間経とうとしています。一つ一つのコメントが様々な観点から語られていて、非常に勉強になっています。
この一週間では、ゴー宣道場のブログで、「わしはあきらめた」の題名および内容を見たのが、一番衝撃的でした。結果的には産経の誤報でしたが、よしりんがどれだけ皇室問題に対して真剣に向き合っているかが感じ取れました。そのよりしんの想いが、「天皇論」「新天皇論」などを通じて、もっと多くの方に伝わってほしいです。