孫崎享のつぶやき

集団的自衛権、原発再稼働、TPPと暴走する安倍首相に我々はどうしたらいいのか

2015/06/07 07:40 投稿

コメント:13

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集団的自衛権、原発再稼働、TPPと、多くの国民は安倍氏の政策に反対である。

 本来なら、主な政治家は国民の意見を無視できないはずであるが、安倍政権は全く、国民の意思を考えようとしない。

 その一番大きい理由にテレビ、新聞の大手マスコミにある。

 安倍首相批判につながることを巧妙に避け、安倍首相を継続させるイメージ操作を継続する。

 何をやっても駄目なのではないかと言う無力感が出てくる。

 まず、「民主主義は与えられるものではない。歴史的に勝ちとったもの。不断に勝ち取る努力が必要」である。

 高村光太郎は『智恵子抄』で、「すつかり変つたといつても、それは他力による変革で 内からの爆発であなたのやうに、あんないきいきした新しい世界を命にかけてしんから望んだ さういふ自力で得たのでないことが あなたの前では恥しい。」と書いた。

 民主主義、自由は与えられる物ではない。

 統治

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コメント

(・・続きその4・・)

最後に、米中間でどのような交渉(取り決め)をさせるべきか。

まず、南シナ海の覇権争奪戦における、米中双方の思惑とは
次のようなものと推測されます。

<米国側の思惑>

 ・南シナ海は米国および太平洋側の国々にとって重要なシーレーン
  であり、これを中国に抑えられることは避けたい

 ・中国と周辺国との間で、将来領土問題を巡る大規模な軍事紛争が
  起こることへの懸念

 ・アジアにおける事実上の支配権(海洋覇権)を失うことへの懸念

<中国側の思惑>

 ・シーレーンの安全確保は、中国にとっても死活問題であり、
  米国やその同盟国の影響力を排除したい

 ・南シナ海から米軍を追い出し、中国海軍にとって安全な場所にしたい

 ・米国に力を誇示し、南シナ海が中国の縄張りであることを主張したい

では、上記を踏まえて、米中が取り決めるべきルールとはなにか。

<取り決めるべきルール>

 ・中国軍および米軍は、南シナ海における他国の船舶及び航空機
  の航行の自由を保障すること

 ・中国軍および米軍は、互いに相手の航空機や艦船に対して、
  過度な監視や追跡及び挑発行為を行わないこと

 ・中国及び関係国は、南シナ海共同宣言を履行し、すでに他国が
  実行支配している島や岩礁への武力占拠は行わないこと

 ・中国及び関係国は、島や岩礁への埋め立ておよび建設行為
  を自制し、必要のある場合には周辺国へ説明すること

 ・中国及び関係国は、南シナ海へ防空識別圏を設定しないこと

最低限、上記のようなものになると思います。

本来は、米国による裏の扇動工作、つまり中国と周辺国との離間工作を
真っ先に禁止するべきなのですが、米国は謀略も覇権ゲームの一手段と
考えており、止めろといっても無理な話です。

それ以前に、裏工作を禁止してしまったら、経済力で周辺国を味方に
引き入れることのできる中国に一方的に有利なルールになってしまう。

したがって、米国の裏工作も中国の買収も、覇権争奪ゲームの手段
としては認めざるを得ない。

それでも、米中間でこのような取り決めを行うことで、軍事対立の
ようなことは避けられるでしょう。

しかし、米中の覇権争いは、あるべき姿に落ち着くまで、何十年かは
続くと覚悟しなければなりません。

我が国は、自我をしっかり確立して、米中に振り回されることなく、
歩むべき道を歩むこと。

No.11 115ヶ月前

(・・続きその5・・)

私は、我が国の進む道が、本気で心配です。

私にできるのは、せいぜい、ここで孫崎先生や記事を見ている方々に
自分の主張を訴えることくらいです。

外交官にも政治家にもなれるわけではありませんから。

何が変わるというわけでもありませんが、これを見て、どなたかが
活動や記事の足しにでしてもらえれば幸いです。

また、しばらく自分のことに専念しようと思います。
みなさんお元気で。

No.12 115ヶ月前

>>12
米中対立時代における日本のとるべき方向は、どうあるべきか?

現在の世界を俯瞰したとき、この問題がすべてであって、この両国を巡って様々なことが起きてくると思います。安倍政権は、あまりにも米国に偏りすぎているというより、あまりにも日本独自の立場をとろうとするが上に(心情的には理解できる)、米国の尾を踏む可能性が高くなってきた。日本は、敗戦国として従属した時代が長すぎ、米国に従属した人間が、官僚、政界、マスコミ、企業の中枢を占めています。自立を徹底的に求めない(口では自立を求めるようなことを言う)教育を長年行い物言う人間を育ててこなかった日本としての戦略性の欠如は、長期的ビジョンのかけた国だと痛感せざるを得ない。中国の偉大さは、この点にあるが、怖さばかりを意識しすぎる安倍政権は、現状の米中時代をうまく乗り切れるかどうか疑問が多い。

あなたのお気持ちを素直に共有します。仕事がんばってください。

No.13 115ヶ月前
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