tako2008 のコメント

(・・続きその2・・)

次に、問題となっている中国の南シナ海における埋め立て行為について。

 ①中国の人工島造成は国際海事法違反ではない

 ②中国は南シナ海での航行の自由を脅かしているわけではない

 ③中国は、南シナ海共同宣言以降、他国が実行支配している領域への
  武力行使および武力占拠は行っていない。また、領土をめぐる関係国
  の間で軍事紛争が起きているわけでもない

 ④中国が実行支配する島において、軍事化が確認されたのは1島のみで、
  砲撃装置2基が設置されているだけである
 (ベトナムに至っては、戦闘機や戦車まで配備している)

 ⑤埋め立てについては、中国だけでなく、台湾やベトナム、フィリピン
  も行っており、それぞれ実行支配を強化している
 (中国の埋め立てや建設だけが飛びぬけて多いというのは嘘)

 ⑥しかし、米国のアジア回帰戦略(リバランシング)に対抗するためか、
  近頃は急速に埋め立て(飛行場建設と思われる)を行っている

中国の南シナ海における埋め立て行為については、米国が必要以上に
騒いでいるだけで、中国はそこまで問題行為と呼べるようなことを
しているわけではありません。

結局、問題になっているのは、⑥であり、なぜ埋め立てを急いでいる
のかといことですが、これは米国のアジア回帰戦略(リバランシング)
に対抗するためか、あるいは米軍に南シナ海が中国軍の縄張りである
ことを示唆することが目的である可能性があります。

いずれにしても、覇権争いから生じている現象と捉えるべきです。

No.9 115ヶ月前

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