『日米開戦の正体』で、私は次のように書きました。引用します。
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夏目漱石は『それから』で日本を牛と競争する蛙に例えて「もう腹が裂けるよ」と書いています
小説家は人間の真実を追求していますが、彼らが社会現象に目を向けた時、社会学者より、端的に真実を指摘することがあります。
夏目漱石がそうです。
夏目漱石は『それから』(1909年著)で、日露戦争後の日本を実に見事に描写しています。
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「大袈裟に云うと、日本対西洋の関係が駄目だから働かないのだ。第一、日本程借金を拵らえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。この借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債位は返せるだろう。けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本は西洋から借金でもしなけ
コメント
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>>11
younghope さん。
福永文夫氏の講演は聴いておりませんが、お話を伺う限り、
私には、典型的な従米主義・護憲論者の詭弁に聞こえます。
「アメリカの占領を日米合作で、
アメリカにも日本にも利益をもたらした」
確かにそれは事実でしょう。しかし、
「日米合作は大きなツケも残し、
現在その後遺症で我が国は苦しんでいる」
という側面もあることを見逃してはいけないと思います。
>「安保」でアクセルを踏み、9条でブレーキをかけるから、
>車は正常に安全運転できる
私は改憲論者ですが、決してリベラル派の方々が思っている
ような危険な思想はもっていません。
アクセル(=抑止力)、ブレーキ(=自制力)と定義すると、
「自主防衛力でアクセルを踏み、中立主義によりブレーキをかける」
というのが私の理想としている自立平和主義国家・日本です。
残念ながら、非武装中立というのは成り立ちません。
軍事力による抑止力があってこそ中立を貫けるのです。
憲法9条を持たない欧米諸国や韓国といった米国の同盟国は、
過去に米国につきあい、多くの戦争(軍事介入)をしてきました。
しかし、はたして、憲法9条がないことが、戦争をしたことの
「直接的要因」なのでしょうか。
彼らは、「憲法9条がないから戦争をした」のではなく、
「米国の同盟国として戦争をした」のではないですか。
以前述べましたが、「卵が先か、鶏が先か」とう問題ではないかと。
本来、あるべき国の姿が、軍部の暴走、日米戦争、および敗戦
という歴史によって、歪められたのだと考えております。
(ID:18367902)
>>14
takoさんへ
人の話を簡単に紹介することのむずかしさを痛感しております。日米の合作論は、憲法はじめ法律一般まで米国が勝手に作ったのでなく、日本人も多くの人間が関与してきた。また政策も米国が一方的に決めるのでなく、日本の意見を尊重しながら、議論しながら、進めてきたのが戦後復興につながったとみておられます。今日の繁栄があるのですから、結果論的に正しかったとみて間違いないでしょう。イラクなどの他の米国占領を見ても日本ほど成功した例がありません。9条ブレーキ論は、私の持論であり、中立を志向し暴走しない歯止めとなるものであって、福永さんが述べたものではありません。私は、改憲に反対ではありませんが、集団的自衛権に反対であり、個別的自衛権で、今まで先人たちが培ってきた米国と対等の気持ちで、米国と交渉にあたっていくべきだと考えています。そのほうが日本にとっても米国にとっても良いことだと考えています。あなたはあなたであり、私はあなたではありません。この根本的なことはご理解ください。
(ID:19735181)
かつて、ジャイアンツファンも、アンチジャイアンツも、どちらも巨人を中心にプロ野球を見ている意味で、ジャイアンツファンと言われた。外交においても似ているように思う。親米も反米も、米国中心に外交を見ている点において米国ファンなんだと。よく考えるとヨーロッパの事情を私たちはよく知らない。かつて独仏が戦争で争い、ヨーロッパの平和を実現・維持するために作られたのがEUであることも。世界で米国追従政策を執っているのは日本だけではないでしょうか。そこから脱却するにはどうすればいいのか。国民が本気で考えるべき時です。