20日朝日新聞はスタインバーグ前米国務長官のインタビューを掲載した。翌日訂正記事を出した。両者を合わせると発言は次のようになる。
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スタインバーグ前国務副長官は田中元首相や中国の鄧小平氏らの時代に日中首脳間に尖閣諸島の棚上げ合意があったとの認識を前提に「この合意は正しかった。尖閣問題は脇に置くべきだと訴えた」
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これは実に重要な意味合いを有している。
1:まず棚上げ合意についての日本側、中国側の態度を整理してみよう。
日本側
・中国側が一方的に主張しているもので、日本側が合意したことはない
・日本固有の領土であって国際的に何の問題もない。
中国側
・田中―周恩来の会談{1972年}、園田外相・鄧小平副首相会談録発表、
棚上げ合意存在
2:日本側
コメント
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今からでも、国会(外務委員会等)あるいは適当な組織内に”尖閣問題棚上げ検証委員会”の様な機関を立ち上げ客観的な検証をしてはどうか。その際栗山元外務次官、橋本元駐中国大使などに加えてスタインバーグ前米国務長官やその他第3国の関係者(もしいれば)を証人として招聘し”合意は存在しない”としている現外務省担当者と対峙させる。もっとも今の安倍政権では無理ですかね。対中外交、国際外交の根幹を揺るがすからね。でも何時までも「合意はない」って突っ張ってては何も事態は好転しませんよね、防衛予算の増大でもうかるのは軍産複合体位で国民の為にはならない気がするが。
(ID:21835634)
タナあげ合意などないとする外務省はこのさきどのような見通しがあって
そういう主張をする決断にいたったのでしょうか。
ふしぎです。
わたしはそれで日本がはっきり得をするのならそれでもよいと思うのです。
ウソをついても。
でも得をすることはありえない。
けんもほろろの扱いをされて中華人民共和国が泣き寝入りしてくれればよい
のですがそれはありえない。
タナ上げあげ合意はなかった。
尖閣に領土問題は存在しない。
これでは文句があるならいつでもかかってこい、と宣言したのも同様です。
これはかつてソ連が日本にたいしてとった態度です。
圧倒的強者が弱者にたいしてとる態度です。
とうぜんその場合弱者はふとんをかぶって泣き寝入りすることが予定されます。
なぜ日本が中華人民共和国にそんな態度を。
日本にとって絶対起きてはならない事態を招きよせるような態度を。
外務省、政府首脳はどんな未来を見すえてこういうことをしたのでしょうか。
政治家は粛々と、とか断固として、という言葉が好きですね。
一見カッコよくみえますものね。
でも、どんな見通しがあって。
かの国政府が、日本がここまで強硬ならしかたない。あきらめよう、と考えて
くれるのを期待してすかね。
だったらバカとしかいいようが。
国を破滅させる犯罪的バカさ加減です。
だっていまの日本の態度のさきにはどうしたって戦争しかないでしょう。
それ以外のシナリオがあったら教えてください。
(ID:2197362)
外交は難しいものですね。お互い譲れないものはあるだろうし、かといって他国を尊重しない態度では国交断絶は免れません。本当にもろいものだなと実感しました。その程度の世界に我々は住んでいるのです。そして意識が変われば、今までのことが嘘のように飛んでいきます。まるで一夜にして別人に変わったような、そんな態度の変わってしまいます。それが普通の外交のようにできるのだから日本という国も不思議ですし、もっといえば自分という存在も軽薄だなと思います。
結局、糸が切れたと感じるかどうかです。切れたと感じてしまえば、現実がどうであれそれでそれでthe endです。それがすべてです。前の日中関係がそうでした。逆に難しい状況ながらなんとかつないでくれようと努力する態度には、本当に嬉しい気持ちになります。でも合意があったかどうかは微妙な問題なので慎重に考えた方がいいかもしれませんね。べつに軽くあしらわれたとかそういう問題ではなく、よりしっかりした関係を目指しているのだと思いますが、今のような日中関係ではかえって逆効果かもしれません。とにかくつないでいくことが外交の基本です。できないことはできなくていい。譲れないことは譲れません。でも歩み寄る意思があれば距離の取り方は次第に定まって行くと思います。できれば戦争もしたくないし、よそゆき顔ですれ違うってしまうのも避けることができるならそうありたいと思います。
正直に言うと何が障害なのか全くわかりません。感情的なものがあることは理解しましたが、今もそれは謎なのです。新しく生まれるものはあっても、何が失われるというのかもわかりません。それを許さない勢力が何なのかは大方想像はできますが、そこに合理的な理由があるのかどうかかなり疑問を感じています。