デーリーテレグラフ1月1日はLiu Xiaoming駐英大使の「中国と英国は戦争を共に勝利した、日本が侵略的過去を見つめることを拒否するのは世界平和への深刻な脅威である( China and Britain won the war together)」という論評を掲載した。
ここで中国大使は安倍首相を「ハリー・ポッター」の悪役ヴォルデモートとしたのである。
日本人で中国の大使が、我が国の首相が悪役になぞらえ、それを英国の代表的、それも保守系の新聞デーリーテレグラフが掲載するという事態がでるとは、誰も思っていなかったに違いない。
この論評はこじつけである。プロパガンダである。勿論である。
しかし、英国の代表的保守系の新聞したことに意義がある。
更にフォリン・ポリシー(Foreign Policy)は米国では権威ある国際関係雑誌である。
ここでもとうとう、1月2日付で「安倍晋三はアジアのヴ
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コメント
英国は第二次大戦の初期、最低でも1年は抵抗できると言っていたシンガポール要塞が2週間もたたないに日本軍の攻撃にあって陥落し、守備軍の将軍が無条件降伏に追い込まれ、また、マレー沖海戦ではお宝のプリンス・オブ・ウエールズを含む戦艦2隻を撃沈され、総じて彼らが南東アジアに築いていた植民地を追い出されると言う屈辱を受けたのでした。その後、日本は太平洋での対米作戦で次々に敗北を味わい、形成は初戦の勝利から全く負け戦になり、その結果、英軍も次第に勢いをとりもどしたのです。いずれにしても、英中両国が日本に対して勝利したと言うのは、多少不正確であり、事実、両国の兵士は日本の国土に一歩も踏み込むことなく、また、日本の本土に対する爆撃もしません。これで英中両国が日本に対して勝利したのであれば、世界の戦争の歴史で最初にして最後の事件でしょう。英中が日本に対して同調できるのはこうした歴史的事実のせいです。また、英国の経済学者、社会学者は常に日本に対して批判的であり、日本に教えると言う態度をとり続けるのも、また、中国が日本に対して謝罪を求め続けるのも第二次大戦で決して日本に勝ったと言えないという悔しさを彼ら自身が心の中から追い出せないからです。だから、彼らの言うことはあまり気にしない方が良いでしょう。
正直よくわからない部分もありますが、昔は歴史を物語として保存しました。神話は歴史であると同時に、深層心理を表す深いモチーフを取り入れています。古事記も旧約聖書もそうですよね。それが現代に当てはまるのか?ハリーポッターがそれほどの書物なのか?といわれればよくわかりませんが、単に安倍総理を馬鹿にしているんでしょうね。
コメントに配慮が感じられ読んでいて心温まるものもあります。でももし何か齟齬が起きているとしたらそれが何なのかよくわかりません。何に差しさわるのかも見当がつきません。口が悪いのにやさしい人もいます。それもとても不思議です。
老婆心として申し上げれば、英国系とオーストラリア系の日本学者(Japanologist)の多くは、どうやら日本に対する恨み、日本国と日本人を馬鹿にしたいという欲望を心の奥底に潜めているような気がします。孫崎さんもご存じの某ロンドン大学名誉教授の方ともお会いして昼食を取りながら歓談しましたが、その後、いろいろなその方の議論を読み、メールも交わした結果、だんだん底が見えてきたような気がしました。オーストラリア系の日本の某大学の教授をしていた婦人も極端に反日的な議論が多く不思議に思っていましたが、一方、同じ傾向が見えても不思議がないと思われるカナダ系に、そのような方がいないことも事実です。やはり、オーストラリアはポートダーウィンを日本軍が爆撃したこと、インドネシアを日本が支配したことなどが関係あり、一方、カナダとは日本は直接戦いが無かったという、単純な歴史的事実のせいでしょうかね。というわけで、私は英国人の日本批判については何割引で読むことにしています。彼らの新聞などは、むしろ一切読まない方がいいでしょう。ましてや、孫崎さんのようにそれを引用して何か議論するのは間違いの基でしょう。
(ID:18367902)
政治における外交は、少なくとも、「好き嫌い」「正しい、間違っている」という次元で行なうものではない。
イデオロギーの対立を乗り越え、利権(領土、経済)を、現実的対処として話し合うところに外交があるといえる。
一つ一つの事実の積みあげを、時代によって否定していたのでは前に進まない、即ち、外交交渉が出来ないのである。
安倍総理は、政治の鉄則を破って、過去を否定する発言し、韓国、中国と話し合って現実の問題を解決する道を己が閉ざしてしまった。安倍総理が話し合いの門はいつも開けているなどと欺瞞の言葉を述べているのは問題であるが、その発言を問題視しないマスコミも同罪である。
東京裁判は、正しいとか間違っているという問題でなく、戦勝国によって裁かれたのであって、残念で悔しいが、受け入れなければ、敗戦にも、終戦にもならない。現実的に受け入れているのです。歴史は否定できないのです。
尖閣の問題も、どちらの領土とは明確にしない「棚上げ」が現実的対処として、先輩たちが築き上げたものであり、元中国課長などのお話などを勘案すると、日中友好条約を否定するのでなければ、認めざるを得ません。
正しい間違いではなく、先輩たちの築き上げた歴史的事実は事実としなければ、外交交渉にならず、世界の小さな国を回り、お金をばら撒くことによって、そのときだけの形だけの友好関係が得られたとしても、何の意味もない。外交としては、いじましいものであり、無駄遣い以外の何物でもないが、マスコミは何等批判しない。国民の多くが異論を唱えない。世にも不思議な国である。靖国問題では、国連事務総長、米国、EU,ロシア、ドイツなど戦勝国だけでなく、敗戦国でさえ、日本を支持してない。世界の意志を無視することは、孤立の道でしかない。