tsutomizu のコメント

政治における外交は、少なくとも、「好き嫌い」「正しい、間違っている」という次元で行なうものではない。
イデオロギーの対立を乗り越え、利権(領土、経済)を、現実的対処として話し合うところに外交があるといえる。
一つ一つの事実の積みあげを、時代によって否定していたのでは前に進まない、即ち、外交交渉が出来ないのである。
安倍総理は、政治の鉄則を破って、過去を否定する発言し、韓国、中国と話し合って現実の問題を解決する道を己が閉ざしてしまった。安倍総理が話し合いの門はいつも開けているなどと欺瞞の言葉を述べているのは問題であるが、その発言を問題視しないマスコミも同罪である。
東京裁判は、正しいとか間違っているという問題でなく、戦勝国によって裁かれたのであって、残念で悔しいが、受け入れなければ、敗戦にも、終戦にもならない。現実的に受け入れているのです。歴史は否定できないのです。
尖閣の問題も、どちらの領土とは明確にしない「棚上げ」が現実的対処として、先輩たちが築き上げたものであり、元中国課長などのお話などを勘案すると、日中友好条約を否定するのでなければ、認めざるを得ません。
正しい間違いではなく、先輩たちの築き上げた歴史的事実は事実としなければ、外交交渉にならず、世界の小さな国を回り、お金をばら撒くことによって、そのときだけの形だけの友好関係が得られたとしても、何の意味もない。外交としては、いじましいものであり、無駄遣い以外の何物でもないが、マスコミは何等批判しない。国民の多くが異論を唱えない。世にも不思議な国である。靖国問題では、国連事務総長、米国、EU,ロシア、ドイツなど戦勝国だけでなく、敗戦国でさえ、日本を支持してない。世界の意志を無視することは、孤立の道でしかない。

No.1 133ヶ月前

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