私は防衛大学校にいる時、しばしは学生に次のように述べていた。「講義の内容は忘れていい。覚えていて出世に役立つことはない。だが次は実行しなさい。『無償の手助けをしろ。それが多くなればなるほど、貴方を助ける』。
私が上の認識をし始めたのはウズベキスタン大使の時である。初代なので何もない。人もいなければ予算もない。それでも日本が経済協力を行い、大統領、外務大臣、財務大臣、貿易大臣などが訪日した。その中、ウズベキスタン側から苦情がくる、何で日本から首相も大臣も、議員の一人も来ないのか」。日本の議員に対して「ウズベキスタンへおいで下さい。貴方にとって、政治的にこんなにいいことがありますよ」という科白は見つからなかった。
そうした時代、神戸の生協の幹部である女性がウズベキスタンを訪れた。大使館に来られて、「自分はこれからウズベキスタンの砂漠に木を植えに行く。大使、一緒に来ませんか」と言われた。ウズベ
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CIAはThe World Factbookで真のGDP購買力平価べースを23年ベースに更新。中国31.2兆ドル、米国は24.7兆ドル。ついで印度。 G7 7か国の合計は 48.5、非G7/上位七か国の合計は63.8、BRICS7か国の合計は58.2。「途上国」拡大
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トランプ元大統領狙撃未遂事件の犯人は58歳。住所はハワイ。NYT記事「彼はウクライナ戦争勃発時ウクライナに滞在。アフガニスタン兵を逃亡先、イラン等からウクライナに派遣を画策。ワシントンで議員との面談も画策。」犯行場所、日時特定にはトランプ事情に精通の者の支援が不可欠。
コメント
>>2
私も日本の将来を案じてます。
私のもう一人のお友達の次男坊は大型トラックの運転手さんです。このお友達は息子の重労働を心配してます。5年ほど前にこのお友達と一緒に米映画のアイリッシュマンを観ました。私は主人公の殺し屋役のロバート・デニーロには興味がわかずトラック運転手の労働組合チームスターの組合長役のジミー・ホッファに強い関心を持ちました。この組合は巨大な年金ファンドまで有し、大統領まで動かす実力組合だということでした。ジミー・ホッファがのSOLIDARITY!と労働者に呼びかける姿に私は感動しました。チームスターは今も健在だということです。一方、USSTEELの労働組合は新日鉄の買収に異議を唱えています。米国はいろいろ言われますが、組合は強そうです。この部分については日本人は大いに学ぶべきだと思うのですが、日本の現実を知りすぎる私のお友達は私のそんなはしゃぎには沈黙するばかりです。
>>4
アイリッシュマンは、私も早速見てみたいと思いました。ご紹介いただき、ありがとうございます。
それにしても、SOLIDARITYが強固なのは、我が国では、保守層、支配層のような印象が否めません。しかも、彼らは、柔軟かつ変幻自在でもあるような。
対する我が方、即ち被治者或いは庶民は団結には程遠いカンジです。悔しい限りです。
>>5
我が国の保守層は手詰まりに直面していて何やるか分かりません。団結して有事に手を染めることになるんじゃないかと心配です。
(ID:18367902)
孫崎さんは「赤子のような心」を持った方と受け止めているが、今回そのことを実感している。
人間の心は様々なことを考え、思考を繰り返す中で、思考純化してしていく。純化していけば「時、場所、人」を超えた
志向であり理想郷でもある。なかなかその境地にはわかっていても到達できない。
ウズベキスタンでのご体験は、孫崎さんが、細川政権の武村氏理解者と出会ったことであり、「時、場所、人」が同化できた結果ではないかと見ています。ただ、同化できない政権が続くと心休まるところがないのが悩ましいところである。