2024年2月次の様な報道がなされた。
「東京は可処分所得の多さでは3位(1位:富山県、2位:福井県)。東京では高額所得者が存在し実像を歪めておるので、中央値をとると東京は12位。東京は物価が高く基礎支出(食費、家賃、水道光熱費等)、東京は1位、よって中央世帯の所得から基礎支出を差し引いた額でみると東京は42位。通勤(奪われる機会費用)を考慮すると東京の豊かさは最下位」
この数字を見て、私は一つのエピソードを思い出した。数年前、高校の母校、金大付属高校に呼ばれて講演をした。この高校はかつて、東大に20名位の合格者を出し、全国でも20位の時もあった。高校の先生は次の依頼をした。「最近高校生が東大を受けようとせずに、地元に残るんです。何とか東京に出る魅力を生徒に話していた開けませんか」
私は東京に出て、外務省に入り、ロシア、イラク、イランなど日本の価値観と異なる国に勤務し、ものの考え方は、仮に私が石
随想⑮東京に出るのを勧めますか:私の母校は金大付属高校。数年前講演。この高校はかつて、東大に20名位の合格者し全国でも20位の時もあった。高校の先生は次の依頼をした。「最近高校生が東京の大学を受けようとせずに、地元に残る。何とか東京に出る魅力を生徒に話していただけませんか」
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コメント
コメントを書く(ID:19005377)
元治元年は私のおばあさんの誕生日です。当時の江戸には人間が100万人住んでたのです。殆どが粗末な長屋住まいでした。当時、パリ、ロンドンが10万人程度ですから、人口的には江戸は巨大都市です。武士と農奴と言う単純階級社会にレジストするか追放されて江戸に集まったんです。
マッカーサーが厚木に降りて横浜、東京を開放して日本の田舎に退避していた無産階級がどっと東京に集まったのです。その一人が作家の五木寛之です。彼は当時の東京横浜を解放区と名付けてます。
その東京横浜に土地が無くなり、昔、海だったところ高層ビルが林立し始めました。地震と戦争のリスクによる破壊の可能性は徐々に極大に向かっているのです。
金沢大学付属高校の生徒諸君が100坪の土地に軽快な家を建て生活するのを良しとするのは、上記のリスクを考えれば、益々当然のことになるだろうと私は考えてます。
私の知り合いの一人は大会社に入社したが退社するまで長崎工場で働きました。凄く幸せだったと言ってます。そういう類の人間は米国に多いようで、ミスターKなんかニューヨーク転勤を断り出世を諦めてサンフランシスコで楽しくサラリーマンやってました。
(ID:21835634)
はじめて東京に行ったときのことを思い出す。
一度どうしても新幹線に乗ってみたかった。
それが目的だった。
中学生だった。
新幹線は開業して何年だったか。
そして東京ははじめてだった。
わたしは進行方向の左窓際に座った。
東京駅が近づいてがくんと車両は速度を落とした。
そのあたりの左手に見える景色に息を飲んだ。
貧弱で小さな家がギッシリひしめき合っていた。
わたしの頭に浮かんだ言葉は...ひっでぇスラムだなあ。
こんなところには絶対住みたくない。
そしてわたしの頭に、東京...貧しい人たちの町、が刷り込まれた。
サラリーマン時代なんども東京に行ったがあの光景は大して変わらなかった。
こんなことを書くと若者に東京なんかには行くなと言いたげに聞こえるかもしれないが、逆。
わたしは道楽のオートバイツーリングで日本中をめぐった。
47都道府県のすべてをかなり隅々まで走りまわった。
そのたび思ったことは...日本の田舎には何もない。
過疎、貧困、国道を走る交通量はそこそこでも歩道に人がいない。
若者が遊べる場所もなく、うっそうと田んぼや畑があるばかり。
こんなところに生まれなくてよかったなあ。
地方の若者よ、東京へ行け。(べつに大阪でもよい)
ただ、あんなところで朽ち果てるな。
正直それが感想。
ただし、タイミングは重要。
大学を出て就職するなら機会はふたつ。
進学の時、そして就職の時。
金持ちの子には何も言わない、お好きな時にどうぞ。
ただしそうでなければ絶対に地元大学を出て就職時に東京へ行け。
むりして東京で行く値打ちがあるのは東大と東京芸術大学だけ。
(ID:18471112)
採り上げ恐縮です。つい格好つけて書きましたが、早い話が「負け組」(汗
しかし、同期会の類に出ないのは、元々の性格も大きいのでしょう。旅先で「よっ、同県人!」などと言われただけでドン引きする性格をどうすることもできません(笑