change のコメント

本ご投稿は、最後の4行に凝縮している。
<高校の先生の依頼であったが、「後輩に東京に出なさいよ」とは言えなかった。だが、社会全体から見ると人的移動は社会に活力をもたらす。外国人に不寛容な日本にこうどな知的保有者が来るか。沈滞した国になるようだ。>

私たちの時代と大きく異なっていることは、
当時新聞などで社会の情報を見たり聞いたりすると今後日本経済が成長するのが容易に想像できた。親は多額の投資をしても期待した成果が得られると夢見て無理しても子供に期待をかけた。多くの人が東京に向かった。子供も親の期待に応じ就職したら親に恩返ししたいと勉学に励んだ。ものすごい大学進学競争が起きたが、その成果は日本の高度経済成長を支える原動力になった。官民一体、労使一体の協調路線と激しい労働運動が展開した。皆の目が輝いていた。

現在は「官民一体」といっても、「官は民を天下り先と見て、民は官の手心を期待する」悪いギブアンドテイクになっている。当時は官民双方が敗戦を乗り越えるエネルギーを集中し日本の飛躍的発展を実現してきた。
「労使一体」は、企業経営者は賃上げに対して前向きであり、賃上げしなければ消費が増えないということで、ぎりぎりの交渉が展開していた。労働者側も満足できなければ全労働者が協力して「ストライキ」を設定して会社と向き合った。

学業は競争を最優先すべきであり、企業と労働者は各々の成果をどのように配分すべきか真摯に向き合って決めていくべきでしょう。また、競争力を高め労働者の所得を増やし優秀な人材が集まる環境を創り出していくべきでしょう


No.1 7ヶ月前

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