A―1:イラン側反応
・イランは土曜日、米国を非難した。イラクとシリア内の、イランが支援する同国軍や民兵組織に関連している施設への空爆を非難した。しかし、、報復するとの脅しは控えている。
イランメディアによると、ホセイン・アミール・アブドラヒアン外相は、今回の攻撃は「武力と軍隊に頼って問題を解決しようとする」数十年にわたる米国の努力に従うものであると述べた。アブドラヒアン氏は、訪問中の国連との会合でコメントした。
これに先立ち、外務省報道官のナセル・カナニ氏は今回の攻撃を「アメリカ政府による新たな戦略的ミス」と呼び、この地域を不安定化させるだろうと予測していた(ニューヨークタイムズ)
・イランの反応予測(ニューヨークタイムズ)
イランと米国がシリアとイラクの85か所の目標に対する米国の空爆による被害を評価する中、ボールは突然テヘランのコートに移り、反撃するか攻撃を受け入れてエスカレーションを鎮めるか
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米国、イラクとシリアのイラン関連民兵目標への報復攻撃を開始、米軍は米国から飛来した長距離爆撃機を含む多数の航空機で85以上の目標を攻撃。空爆では125発以上の精密弾使用、過去4か月バイデン政権が回避しようとしてきた中東における戦争のエスカレーションの可能性
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随想⑨ショスタコヴィチ交響曲第7番「レニングラード」。ナチのレニングラード包囲戦は1941年9月から。死者百万人超え、この曲これを主題。だがシは『ファシズムは単に国家社会主義(ナチズム)だけでない。この曲は恐怖、屈従、精神的束縛』それは当時のスターリン体制批判でもある。
コメント
ムスリムのドローン、ミサイルの攻撃は自由レジスタンスの理念に従うもので、ガザジェノサイドのストップと在シリアイラク不法米基地の撤退を要求するものです。米がイランにその責任を負わせるのは米国のいつもの手です。米国がイスラエルにジェノサイドはヤメロと言い、シリアイラクから米基地を撤退すれば、今の局面は全て解決するのです。
しかし、米国は根っから戦争が好きです。イランにはムスリムの自由レジスタンスのゲリラ活動をストップする力はないのです。それを知っていながら無理難題をイランに突き付けている。バイデンはイランとの本格的な戦争を視野に入れているのではないでしょうか。
>>1
米国がイスラエルのガザジェノサイドを止め、シリアイラクから基地を撤退させれば今の問題は全て解決します。
アメリカ帝国兵士の死に対する報復は、覇権維持のためのなりふり構わぬ悪あがきであり、短期的には明らかな戦争のエスカレーションということではないか?
https://www.aaronmate.net/p/unlocked-biden-sacrifices-american
「疑いなく明らかなことは、バイデンがガザでのイスラエルの大量虐殺キャンペーンだけでなく、より広範な地域の米国の覇権への献身のため、米軍を危険にさらし、より広範な地域的エスカレーションを引き起こしたということである。そして超党派の米国支配層がその政策の背後で足並みを揃えているため、当面の問題はどのような「レベル」の侵略を行うかということだけだ。」
「イランの同盟国は「もはや単なるイランの代理人ではない」とカッツは書いている。 「むしろ、イデオロギー的に一致し、軍事的に相互依存し、相互防衛を約束する成熟した政治的・軍事的アクターの集合体となっている」」
アメリカ帝国の論理を鵜呑みにする愚か者は、イランをやたら背後から操る黒幕みたいに見立てて、濡れ衣をきせては「抵抗枢軸」攻撃を正当化するが、もはや中東におけるイスラエルやアメリカ帝国への攻撃や憎悪は「指令」も「教化」も必要なしだろう。
さて、アメリカ帝国の報復の後、その結果なにが起こるのか?こんな予測する人がいる。
https://bmanalysis.substack.com/p/chickens-in-the-middle-east-i
「イランへの攻撃は、中東全域でおよそ100万人か200万人の命、数万人のアメリカ人の命を奪い、もはや「二国家」解決策はなく、イスラエルを含まない「一国家」解決策になる可能性が高い...。
欧米の経済システムへの影響は言うまでもない。 長い間、この地域からの石油の供給がなくなるのだ。」
「正直なところ、イスラエルの戦略的敗北と降伏なしには、この状況を打開する方法はないと思う。 そして、これはネタニヤフ首相の唯一の責任である。 彼は自分のしたことで国と国民を裏切ったのだ。」
私は即時停戦を期待するが、イスラエルのために期待するわけではない。
(ID:18367902)
アラブ諸国の権威主義体制を打破する闘争は、2011年1月~2月の「アラブの春」が思い出される。当時チュニジアとかエジプトでは独裁的な大統領を退陣させることができたが、リビア、シリア、イエメンなどでは権威主義体制を退陣に追い込むことができなかった。
大きく見て石油など経済的に恵まれない貧困国の中で不満を持つ分子を育ててイスラエルに対抗する「抵抗の枢軸国」を育成してきたのがイラン最高指導部に属するイラン防衛革命体である。巨額の費用を負担し、兵器や資金、資材の提供、軍事訓練を行い、ガザのハマス、イエメンのフーシ派、レバノンのヒズボラ、イラクやシリアのカタイブ・ヒズボラと勢力圏を広げている。
このようなイランが支援する武装組織が国家と結びついており、民衆と生活の場を同じくしており、攻撃がしにくい状況にあり、攻撃すると民衆の被害が大きくなり國際的批判が大きくなる。国連のUNRWAがガザで教育支援をするという中でハマスに明らかに協力するものが出ているが、9名という少ない人数ではない。ハマスに属する親族は数千人い及ぶのでしょう。ハマスというテロ組織がパレスティナと一体であり、テロ攻撃してクレバ反撃するとハマスと関係ない人が犠牲になってしまう。非常に大きな問題を抱えていることが明らかになりだした。
イランがアラブの貧困国の足元を見て不満分子に資金を供給しその国を実質的に支配してしまう。国連の救済を資金にして軍事力を強化していく悪循環を断たない限り、この地域の安定は確保できないのでしょう。