日本の憲法は米国主導で作成された。私自身『戦後史の正体』の中で、「日本国憲法は、米国が作成した草案を日本語に訳し。少し修正したものです」という項目で経緯を記述している。ただ、その当時、知識がなかったので憲法九条の経緯には言及していない。
だが学んでいく内、「憲法9条の発議は幣原喜重郎である」との重大な事実に遭遇した。それを裏付けるのが、マッカーサーの議会証言である。マッカーサーは1951年連合国軍最高司令官の地位を解任される。1951年5月3日から三日間、上院の外交委員会と軍事委員会の合同聴聞が開催され、議題は「マッカーサーの解任」と「極東の軍事情勢」であった。解任が重要議題であるから、その証言には大変な重みがある。当然記録はある。幣原平和財団『幣原喜重郎』(1955年)は次のように記した。
「1951年5月5日の米議会上院軍事外交合同委員会公聴会での証言」によれば、マッカーサーは 「幣原首相
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1月15日共和党の指名争いの初戦、アイオワ州党員集会でトランプが圧勝、最大の対抗馬とみられたデサンティスが大統領選撤退、トランプ支持を表明、リベラルが強いニューハンプシャー州予備選挙は23日。ヘイリーがここで敗れれば今後かつ見込みほぼなし。
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転載WP;米国はこれまで以上に二極化、二極化は、極端に異なる政策の好みに基づくものではなく、お互いに対する感情(敵意や嘲笑)に基づく。2大政党の争いはゼロサム。トランプは二極化を利用して利益、トランプは「恐れろと言っているだけではない。彼は『怒れ』と言っている」
コメント
>>10
今日の主題は幣原さんとマッカーサーのやりとりの改竄なのであって、改竄は良くないね、ということですよ。
それに不満なら改竄有理を論ずべきなんじゃないでしょうか。どうもB層の悪いところは論点をぼかし相手を惑乱するのに一生懸命という感じで良く無いと思いますね。
>>11
改竄はよくないですよ。あたりまえじゃないですか。
ただし、わたしは10に書いたように、自主的かどうかにこだわる議論そのものにそれほどピンとこないのです。「右より」として、さんざんその手の議論にはつきあい、考えましたがね。ですから「論点をぼかし相手を惑乱」という批判はわたしにはあてはまりません。
想像ですが、1990年ごろだから、改竄が必要だったのかもともおもいます。
いまは当時よりも現行憲法や自衛隊を自然に受け取る若い国民が増え、中共の傍若無人ぶりも当時に比べて明らかとなり、仮に9条改正工作をするにしても、自主的かどうかこだわる向きに訴える必要性は下がっていると思います。
>>12
改竄、のみならず忘却が常識になっている日本を私は許せないだけなんですけどね。
(ID:18982160)
憲法に武力放棄を明記すべきと発言したのが幣原喜重郎というのは事実だと思いますが、その前にマッカーサーから「天皇制維持」と「武力放棄」の二択を求められた可能性が高いと思います。
あの時点で、まもなく開かれる東京裁判では「天皇を戦犯として処刑すべき」と主張する国が多かったため、それを免れるためには武力放棄以外に方法はなかったのです。
現在も天皇制維持を主張する自民党が憲法9条の改定を目指すのは、「生まれる前のことなど知らない」と豪語して、歴史に学ぼうとしない無知の証拠だと思います。