基調講演 孫崎享「大転換期のウクライナ戦争と日本外交」国際アジア共同体学会。―武力侵攻は「軍事力」で相手の屈服を求める行為、制裁は金融等の力で相手も屈服を求める行為。ウクライナは西部はカトリックで東部はロシア正教。一方が他方を支配しようとすると内乱か分裂に
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コメント
コメントを書く(ID:18367902)
<台湾海峡を挟んだ米中の戦力論で中国の優位を孫崎さんは述べられている。>
トウキディデスの罠が語られることが多いが、古代ギリシャのアテネ、100年前のドイツ、現在の中國のような新興国がスパルタ、大英帝国、米国のような覇権者に取って代わる事例が最近の500年の間に16回ありそのうち12回は戦争が起きている。
台湾が独立を決意し、中国が武力で抑え、台湾を併合しようとした場合に米中戦争が起きるかどうかが第一の視点でしょう。
中国が武力で併合しようとした場合、米国が参戦しない場合は中国の併合でおわる。
問題は参戦すると決意した場合の両者の戦力比較をし中國優位で戦争を回避させようというのが孫崎さんの趣旨なのでしょう。
確かにキューバ危機の時時のケネディは「価値観、イデオロギーの相違があっても平和な世界を構築することを目指すべきということで回避した。
台湾問題も、核兵器、気候変動など世界的問題が山積する中では「お互いにライバルではあるが、切っても切れないパートナー」の認識ができるかにかかっているのでしょう。
孫崎さんのどちらが優位という問題にすり替えると、双方が対立する。回避する方法論を促す方向性をとってほしいと思います。
(ID:18367902)
>>34
りゃんさんのコメントを読みながら様々なことが頭をよぎります。貴重なコメント感謝しています。大変うれしいです。
結論的には、戦争は様々な要素が加わります。兵器より人的要素が大きいとみています。
あなたと同じように兵器と兵力では双方の戦力を比較できず、戦争に対する意義を何に見出すかが非常に大きいファクターになるように見ているのです。
ウクライナの人々を見ていて歴史的に長年ロシアに虐げられてきたが、現在満喫している自由世界の生活の自由は何物にも代えられないという気持ちが、死を恐れない戦う意思であり気持ちであり戦況を大きく変えてしまうということです。唯物的な人は一人一人の人間力を信じませんが、自由を守るのだという気持ちは大きな組織の源泉というか想像できない力を生み出すとことに確信を持っています。
私たち日本人は日本を信じ日本人を信じ、同じ気持ちを共有できる国々人々と交流を深めることが、戦争に勝つというより戦争を超えることだと思っています。闘わずにして勝つという領域に行きつくのではないでしょうか。相手と戦うときまとまるほど怖いという真理を信じてもいます。
(ID:18471112)
米国はロシアと対話し、ウクライナ危機の「核心」に対処すべき、中国の習近平氏がバイデン氏に指示━両国の大統領は、最もホットな国際問題および二国間問題を議論する会談を行った(RT 2022/3/18)
https://www.rt.com/news/552262-us-china-biden-xi/
中国の習近平国家主席は、米国のバイデン大統領に対し、ウクライナで進行中の紛争の背景にある原因に対処するためにロシアと協議するよう促し、外交を通じて解決すべきであると強調した。両大統領は金曜日にビデオ回線を通じて会談を行い、様々な国際問題や二国間問題について議論しました。中国外交部は声明で、会談はワシントンの「要請を受けて」行われたと指摘した。
中国の指導者は、北京は常に「平和を支持し、戦争に反対する」立場にあると強調し、モスクワとキエフの間で続く紛争のすべての関係者に外交を堅持するよう促した。
会談後に発表された中国の声明には、「すべての関係者は、ロシアとウクライナが結果を出し、平和につながる対話と交渉を行うことを共同で支援する必要がある」と記されています。同時に、習主席はバイデン氏に対し、現在進行中の危機は別のレベルでも対処されるべきであると述べた。
《米国とNATOもロシアと対話し、ウクライナ危機の核心に対処し、ロシアとウクライナ双方の安全保障上の懸念を和らげるべきだ》と述べた。
ホワイトハウスが発表した会談の概略によれば、バイデン氏は「危機の外交的解決への支持を強調」し、「中国がロシアに物質的支援を提供した場合の影響と結果」を北京に警告したとある。モスクワと北京は、ウクライナでの攻防が続く中、ロシアが中国に支援を求めたことはないと否定し、そう示唆するメディアの報道にも反論している。
バイデンと習近平は、両国の二国間関係における未解決の問題についても話し合ったが、中国外交部とホワイトハウスは、会談での両首脳の発言について、やや矛盾する説明を行った。
「習主席は、中米関係は米国の前政権が作り出した苦境を脱するどころか、ますます多くの課題に直面していると指摘した」と中国側の声明は述べ、二国間関係の「現状」は「米国側の一部の人々」が「両大統領が達した重要な共通認識を守っていない」せいだと非難している。
「バイデン氏は、米国は中国との新たな冷戦を求めない、中国の体制を変えることを目的としない、同盟関係の活性化は中国を対象としない、米国は『台湾独立』を支持しない、中国との衝突を求める意図はない、と繰り返した」との声明も発している。
しかし、ホワイトハウス側は、バイデン氏が「台湾に関する米国の政策に変更はないことを繰り返し、米国は引き続き現状に対するいかなる一方的な変更にも反対することを強調した」と述べるにとどめた。
台湾は、すでに何年も米中関係における主要な問題の一つとなっている。北京は台湾を自国の領土の不可欠な一部とみなしているが、中国の内戦で台湾が民族主義勢力の最後の拠点となったため、数十年にわたり台湾を統治することはなかった。
同時に、台湾はアメリカとの居心地の良い関係を享受してきた。特に軍事協力においては、北京はアメリカが認める「一つの中国」政策への違反と見なしている。中国は、ワシントンが内政に干渉し、台湾の「分離主義」感情を煽っていると繰り返し非難してきた。米中両国は繰り返し台湾の近くで軍事力を行使し、北京は頻繁に大規模な訓練を行い、台湾が主権を主張する地域に空軍と海軍の大規模な部隊を送り込んでいる。