A-1 日本ペンクラブ声明 「全員を任命すべきである――政府の日本学術会議会員任命拒否をめぐって」
今般、菅義偉首相が日本学術会議の一部会員の任命を拒否したことは、学問の自由の侵害であり、言論表現の自由、思想信条の自由を揺るがす暴挙であることは明らかである。このような決定の背後に何があるのか、日本学術会議とアカデミズムがこれにどう対処するのか、私たちは当初から注視してきた。
この間、安倍首相、菅官房長時代の2016年、官邸は学術会議が提起した会員補充を認めず、2017年には、交代定数105名を超える名簿の提出を求めていたことが判明した。さらに2018年、「首相による任命は形式的にすぎない」としてきた従来の政府見解を、首相の公務員に対する指揮監督権を根拠に、「推薦のとおりに任命すべき義務があるとまでは言えない」として、根本的にくつがえしていたことも明らかになった。
国会審議も社会的議論もないま
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世界的権威「ネイチャー」誌、①政治と経済は常に相互依存関係に②世界に学問的自治やアカデミック自由の原則を押し返そうとする兆候③学問の自由は政府の干渉なしを意味する➃干渉のの具体例としてトランプ政権、ブラジル政府そして日本学術会議めぐる動き。
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米金持ちトップ50人の資産2兆ドル、下位50%の1億6500万人分に匹敵。「新自由主義」と「グローバリズム」の拡散で、世界中に富める者はますます富み人口の半数以上がますます貧しくなる現象。米国その動き顕著。右派左派共に過激化する傾向が出ている。
コメント
いちばん言いたいのは、「学問の自由」をはじめとする法的な議論ですよ。そこが今回のキモですからね。
次にいいたいのは、共産党や野党はもっとまじめにやれということ。
学術会議内の党派的支配については、もともとは共産党が強かったのは、証言もあり間違いない。いまではたぶん共産党そのものだけでなく、共産党シンパとか、共産党とはいえなくても反政府な左巻きとかいろいろ入り乱れてるだろうと想像しています。多くは非政治的な人たちでしょうけどね。このへんは報道においおい明らかにしてもらいたいですね。
でも、なんの根拠も示さずに、相手に悪罵を投げつけるやつが、ほんとの馬鹿なんですよ。
そういや、この爺さんは、なんの根拠もなくものをいう人だったな。わたしが米国を貶したことがないという意味のデマとか。あのときも、なんの謝罪もなくうやむやにされたが。
ま、大学で反米運動をやって、その後パックスアメリカーナのなかで踊り狂って、いま高福祉を享受している高齢者のうち、何割かは、こういう上から目線の人物類型なのだとおもう。この人たちは、日本がいちばん幸せな時代に(もちろん公害などの被害者もいたがそういう被害もうけず)人生の大半を過ごせたのに、それは自分(「俺様!」)にとっては当然のできごとだったのだと思ってるのだろう。
頼まれもしないのに権力におもねって、自分と言うものがないのかな。
(ID:18367902)
長い間、政府と学術会議双方に意見の相違があったようであり、今回、菅首相があえて「パンドラの箱」を開けたというより、手を付けたというべきでしょう。
自民党は、7日に党として「学術会議の在り方」を検討するPTを党内に設置すると記者会見で述べた。
さらに、9日、河野太郎行革担当相が記者会見で日本学術会議を行革の対象として運営や組織の在り方などの見直しを検討する考えを示した。年度末に向かって、予算、機構、定員(事務局50名の職員)について聖域なき見直しをするということである。
税金が使われており、政府と学術会議側に意見の対立があれば、双方の意見を聞くべきである。学術会議が、6名の承認を訴え、自民党、政府が学術会議の実態を審らかにしてくれば、どこに問題があって紛糾しているか、国民はどちらに正当性があるか判断できる。
「任命しないのはおかしい」だけでは国民には理解しがたい。法律論に終始するのであれば、学術会議は訴訟に移ればよい。司法に判断をゆだねればよいだけのことではないか。国会で審議なければならない問題が沢山ある時、与党、野党の国会議員が、貴重な時間を捨てるに等しい行為は避けるべきでしょう。