孫崎享のつぶやき

世界的権威「ネイチャー」誌、①政治と経済は常に相互依存関係に②世界に学問的自治やアカデミック自由の原則を押し返そうとする兆候③学問の自由は政府の干渉なしを意味する➃干渉のの具体例としてトランプ政権、ブラジル政府そして日本学術会議めぐる動き。

2020/10/09 07:52 投稿

コメント:6

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A-1:毎日新聞報道「「非情な政界の黒幕」 海外科学誌、主要紙が菅首相の学術会議任命拒否を批判」
英科学誌ネイチャー(電子版)は6日付の「ネイチャー誌が政治を今まで以上に扱う必要がある理由」と題した社説で言及した。まず、トランプ米大統領による科学軽視などに触れ、世界の政治情勢に関する記事を増やす考えを表明。その上で、「脅威に直面する学術的自律」との小見出しが付いた一節の中で、学問の自由を保護するという原則を「政治家が押し返そうとしているとの兆候がある」と強い懸念を示した。この原則は「近代の科学の核を成すもので、数世紀にわたり存在してきた」ものだと強調した。そして、その維持には「研究者と政治家がお互いを尊重する信頼」が必要だが、この信頼が世界各地で「相当な圧力にさらされている」と続け、具体的な最新事例として紹介したのが菅首相による任命拒否だ。対象となった6人については「政府の学術政策に批判的だ

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コメント

>>3
大丈夫ですか?折角、言葉を多く並べているのに、ポイントが曖昧ですね。

一つだけ、教えて下さいな。最後の行の「悪行」の定義を。

No.4 48ヶ月前

ネイチャー誌はその昔、めぐみさん遺骨鑑定で
科学警察研究所が鑑定不能の結論に至った時、
帝京大学の鑑定が、遺骨はめぐみさんのものとは
別人とのた鑑定結果を出し、そのことに対して
帝京大学鑑定は捏造であると言葉を選びながらで
あっても断定し、日本政府を批判して、科学は政治に
屈してはならないと書いたことを思い出す。

とても硬派で立派な雑誌です。

No.5 48ヶ月前

Nature が権威があるのは、伝統的に最新かつ先端的価値のある論文が掲載されており、そうなるように査読のシステムを整えているからで、EDITORIAL に価値があるからではありません。

また、日本でよくおこるのは、「欧米の権威ある新聞や雑誌にこういう記事がのった」というが、よく調べてみれば、その記事の執筆者、あるいは情報源は、そういう方向に日本の世論を誘導したい日本人だったというようなことで、今回も具体的根拠はありませんが、わたしはそういう疑いをもっています。

なんにせよ、学者が「権威のみ」に説得されるようでは、学者の意味がありません。

今回は、Natureのいう
This is an independent organization meant to represent the voice of Japanese scientists.
が本当かという部分が最大の問題です。この記事を読む英国、さらに欧米の学者は
the Science Council of Japan
といわれれば
the Royal Society of London
のようなものだろうか、とおもうかもしれませんが、そちらは民間組織です。

No.6 48ヶ月前
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