安倍政権が変調をきたしている。

 「嘘」と「詭弁」で強引に引きまわてきた安倍政権が、「嘘」と「詭弁」、「強引」から撤回を余儀なくされている。

 その代表が菅官房長官発言である。「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」等が記載されていた文部科学省内の文書があった。

 これに対して、、①五月一七日菅官房長官は「全く怪文書みたい」とした。これを受けて②文部科学省は、五月一九日省内調査で「文書の存在を確認できない」とした。そして、更に、③六月五日菅官房長官は、「文科省において検討した結果、その出どころや入手経緯が明らかにされていない場合は、その存在・内容等の確認の調査を行っていないと承知している」と述べた。つまり、政府は一貫して文書の存在を否定し、再調査を否定してきた。

 通常はこれで終わりである。

 ところが終わらなかった。

 前川前文科省次官が、「文書は本物だ」と述