バロンズ/コラム 【バロンズ】日本経済を低迷させる安倍首相のナショナリズム
日本経済を低迷させる安倍首相のナショナリズムBy WILLIAM PESEK 3 月 9 日
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ポピュリストショックが世界を揺さぶる中で、日本は落ち着いている。興味深いことだ。エコノミストや評論家はさかんにこの理由を説明しようとしている。
ある者は資本主義の厳しさを和らげる社会主義的な政策のおかげだと言い、ある者は反政府な動きに影響されない確立された政治システムのおかげだと言う。混乱よりも調和を好む文化も要因として挙げられている。
だが日本は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の影響やドナルド・トランプ米大統領誕生のような衝撃は受けていないものの、ナショナリズムを巡る問題では好ましくないつまずき方をしている。それを証明しているのが、激しい抗議運動でもソーシャルメディア
コメント
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oldjapさんは「孫崎さんはWSJをすべて正しいと信じている」と非難しているが、そんなことはないだろう。
どこの新聞でも、論調に筋が通っていて、納得できれば信じ、論調に筋が通っていなければ信じないはずだ。
アベノミクスとは、日銀に大量の1万円札を印刷させ、国中にバラ撒けば景気がよくなるという考えだが、その成果が一向に出てこないのは、大量に印刷した1万円札は大企業の金庫にしまわれて、一般国民には廻ってこないためだ。
大企業が社内留保を増やし続けるのは、國が新しい産業には目を向けず、原発再稼働など既得権益層の望む政策に拘っているため、新規に投資すべき産業が見つからないためだ。
つまり、安倍政権の続くかぎり、日本経済が発展する可能性はないだろう。
(ID:22148861)
文末の意味が不明に見えるのですが。「安倍首相が1940年のことよりも2040年のことを考えるためにより多くの時間を費やせば、アベノミクスは日本を再び偉大にするかもしれない。」とありますが、ここで言う「2040年のこと」とはなんの事ですか。
(ID:19005377)
WSJのコラムは素晴らしいですね。いいですね。私は安倍体制を株上げ国家として揶揄し始めましたが、何だか、WSJに支持されたみたいな錯覚に陥っています。私はノーベル賞を貰った気分に浸っています。この国はダウンサイドのリスクしかない国になっています。ショートポジションしかない状態に日本は陥っています。ソフトランデイングを図れる有能で知的な行政府を造らなくちゃいけない局面です。