<秋華賞:追い切り>
今年も紫苑S組を侮るな。輸送を控えた関東馬を中心に14日、秋華賞(G1、芝2000メートル、18日=京都)の追い切りが行われた。紫苑S勝ち馬のクインズミラーグロ(和田道)はポリトラックで軽快な動きを披露。昨年のショウナンパンドラ(牝4、高野)に続き、ローズS組撃破を狙う。
軽快なフットワークで追い切られたクインズミラーグロ(撮影・酒井清司)
夏の勢いに陰りは見られない。紫苑S勝ち馬クインズミラーグロは、ポリトラックを単走で軽快に駆け抜けた。タイムは5ハロン67秒0-12秒8。長距離輸送があるため時計は控えめだが、道中のフットワークは弾んでいた。和田道師は「いい動きだった。もともと期待していた馬だが、最初はあまり体が強くなかった。今はようやくエンジンに体が伴ってきた」と目を細める。昨夏のデビュー戦は412キロだったが、今年に入って430キロ台で安定。「トモに力がついて、以前より推進力が出てきた」ことが夏の飛躍につながった。
紫苑Sは4角でごちゃついて他馬と接触するシーンもあったが、直線は外から豪快に差し切った。小柄でも根性とバネは非凡。真夏の新潟で力をつけて紫苑S好走の流れは、昨年の秋華賞馬ショウナンパンドラと同じだ。「春の実績馬に胸をお借りします」と謙虚に話しつつもトレーナーの表情は自信に満ちている。「内回り2000メートルは基本的に先行有利の舞台ですが、先週は差しも決まった。競馬だし流れひとつ。記者さんの印はつかなくても結構。G1勝ちへの思いは内に秘めています」。人気はいらない。欲しいのは結果だ。【高木一成】
◆紫苑S組 G2ローズSと同じく秋華賞のステップレース(2着までに優先出走権)だが、オープン特別でもあり、メンバーレベルは下回ることが多い。実際、本番では苦戦が続いていたが、19回目の昨年、初めてショウナンパンドラ(紫苑S2着)が勝利。
今年も紫苑S組を侮るな。輸送を控えた関東馬を中心に14日、秋華賞(G1、芝2000メートル、18日=京都)の追い切りが行われた。紫苑S勝ち馬のクインズミラーグロ(和田道)はポリトラックで軽快な動きを披露。昨年のショウナンパンドラ(牝4、高野)に続き、ローズS組撃破を狙う。
軽快なフットワークで追い切られたクインズミラーグロ(撮影・酒井清司)
夏の勢いに陰りは見られない。紫苑S勝ち馬クインズミラーグロは、ポリトラックを単走で軽快に駆け抜けた。タイムは5ハロン67秒0-12秒8。長距離輸送があるため時計は控えめだが、道中のフットワークは弾んでいた。和田道師は「いい動きだった。もともと期待していた馬だが、最初はあまり体が強くなかった。今はようやくエンジンに体が伴ってきた」と目を細める。昨夏のデビュー戦は412キロだったが、今年に入って430キロ台で安定。「トモに力がついて、以前より推進力が出てきた」ことが夏の飛躍につながった。
紫苑Sは4角でごちゃついて他馬と接触するシーンもあったが、直線は外から豪快に差し切った。小柄でも根性とバネは非凡。真夏の新潟で力をつけて紫苑S好走の流れは、昨年の秋華賞馬ショウナンパンドラと同じだ。「春の実績馬に胸をお借りします」と謙虚に話しつつもトレーナーの表情は自信に満ちている。「内回り2000メートルは基本的に先行有利の舞台ですが、先週は差しも決まった。競馬だし流れひとつ。記者さんの印はつかなくても結構。G1勝ちへの思いは内に秘めています」。人気はいらない。欲しいのは結果だ。【高木一成】
◆紫苑S組 G2ローズSと同じく秋華賞のステップレース(2着までに優先出走権)だが、オープン特別でもあり、メンバーレベルは下回ることが多い。実際、本番では苦戦が続いていたが、19回目の昨年、初めてショウナンパンドラ(紫苑S2着)が勝利。
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