2015/12/28

3:05 am

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「CLUB SLAZY」を観た。太田基裕くん主演・加藤良輔・米原幸佑・藤田玲くん出演。
もっくん初主演(注:投稿後初主演は「青の戯れ2012と事務所斎藤社長より訂正連絡あり)で観ておかなくてはと思っていたところ斎藤さんからお呼ばれした。

ダンスシーンたくさん、劇中での歌入り場面たくさん、It's show time.
群舞のダンスシーン迫力あり、気持ちいい。
歌もたくさん入りそれが皆さんミュージカルではないので
それぞれ自分のスタイルで歌ってこれも個性が出て面白い。
太田くんの弾き語りも自分のスタイルで歌っているからだろう自然に見えた。
太田くんの歌こんな風に聞くと「スナックラララ」当時より進化して聴こえた。
ダンスにも挑戦し、一応踊っている風に見えた(笑)
藤田玲くんの色気たっぷりのかっこいい歌、耳にも目にも心地よかった。

今はあまりないタイプの舞台、この種のショウ主体の舞台はこれはこれで楽しめる。
ただショウ主体なのだからストーリー部分はもっと短くコントにしてもよかったのではないかと思う。
ディナーショウとかショウパブの延長線上の舞台は形式としてブロードウェイにも存在する。

この舞台で言えば、物語はよく分からなかった。
たぶん続き物のストーリーがありその何回目かの公演で
今までを知らない僕には意味不明な場面になったのだろう。
物語が続いているのなら、それまでのストーリーを誰かに幕前にでもまとめて解説するとか、
舞台設定ももう少し丁寧に説明してくれるとか、新参者に優しくしてほしいかな。
その方がこれからも新たな観客を生み出しやすいのではないかと余計な心配した。

太田くん、主役の責任感出ていた。
元々の性格にあまり人前に積極的に出て行ってかっこつけるという概念は無い人だと思う。
其れが、ややはにかみながらではあるけど、
見え切って決め台詞投げつけ、手のひらひらりとかざして目線流してさっと背中向ける、
彼の優しい顔立ちが一瞬きりっと見え、何てことやってて頑張ってるな、と感じた。
それもほんの少し恥じらいがあり、僕にはそういう何が何でもとは前に出てこないところが彼らしく、
決まった姿、可愛らしくかっこよく見えた。
これならいつでも主役出来るね、太田くん、芸域広げた。

加藤良輔くん、相変わらず体の切れがいい。
毎度も言って彼には申し訳ないけど、
彼にテニスのオーディションで初めて会った時、ほっぺた赤くし髪の毛ボッサボッサ、
話す言葉にも若干地元のなまりがあって、素朴な育ちと敏捷な動きが目につく田舎丸出しだったけど、
一人ぐらいハンサム系ではない少年入れておいた方が他の役者が引き立つのでは、
という僕の提案に上島さんがカラダが動くの入れておきたい、
とやめておいたらというネルケ女帝たち多数派の声を押し切って出演してもらった。
結果、今やこの手の舞台になくてはならない可愛いらしさ漂う運動抜群系のポジション確保している。
人生って面白いですね、期待され頑張るって素晴らしい。

米原幸佑くん、はまり役。こういう絶叫芝居、似合うし面白い。
ハンサムかなぐり捨て我を忘れ身をよじりながら転げ回る姿、美しい、役者の鏡。
このカテゴリーでは他の誰より楽しめる、一生やり続けていけるだろう。
このコウスケスタイル、もしかして「愛は罪を越えて」からかな。

楽屋で皆さんと言葉を交わしクリスマス前の土曜日、焼肉、それともお寿司、
と聞いたら、速攻、お寿司と弾んだ声で返事が来て太田くんと二人で食事した。
カウンターで食べるお寿司は美味しい、とパチリ。