2015/05/02
3:29 am
月刊「毎月あだち充」4/29発売㊾号に僕のインタビュー記事が掲載された。
「タッチ」関係者へのインタビューとのことでアニメ「タッチ」が放送された当時のことを取材された。
もう30年前のことになるけど少年サンデー編集部の記者と会話しているうちに
鮮明な記憶がよみがえってきた。
無我夢中で杉井ギサブロー監督を始めとするスタッフとの侃侃諤諤の議論、
果てしない論争、激しい意見の交換、高視聴率の結果が出て追い風が吹き始め、風景が変わって見えてきた。
その風はとどまるところを知らぬかのように、いろんなことが巻き起こった。
3本の劇場映画、
ミュージカル「タッチ」、
浅倉南コンテストの審査員、
「ローソン」店頭キャンペーン、
銀座のクラブで「浅倉南」って名刺を出されたり、
肩で風切ってCXの廊下を歩いた気持ちよさ、
ヒットするって社会現象化することなんだと初めて実感した。
TVアニメ「タッチ」は成功した。
でもミュージカル「タッチ」では、
あだち先生の漫画のあの独特の空気を伝えきれなかったと、僕の力不足が悔しかった。
その口惜しさが、アニメのミュージカル化では
アニメのプロデューサ自身が作らなければという思いに繋がるので、
僕の心の中のことで言えば、「タッチ」と「テニミュ」は繋がっている。
「タッチ」から30年の時間経過の後に取材されるなんて、
当時は思っても見なかった、素直にうれしい。
月刊「毎月あだち充」いま本屋さん、コンビニで今売っています。
買って読んで見てください。
僕の超ヘタな肉筆のあだち先生への手紙が載っているのが恥ずかしいのだけど…、そこは許して。