2014/09/28
6:00 am
「レディ・ベス」名古屋公演を観に行った。
5月に東京で観て以来4か月の時間が過ぎ、
芝居がどのように変化したかを見ておきたいと思ったから、
二人にとっての千秋楽、楽日の前日を狙った。
加藤和樹くん、古川雄大くんとも明らかに成長していた。
和樹ロビンは、心を解放できたのだろう、
動きを体の反応に任せとてもリラックスしているように見えた。
自然な身のこなしで、軽やかに生きる吟遊詩人の趣がよく出ていたと思う。
セリフも反応で出ていて何の淀みもなく、役柄を手のうちに入れた自信に満ちていた。
社会の規制の外で自由にふるまう人間、
自分の尺度でものを考える人間の心の自由、がとてもよく表現できていたように思う。
そこに王女が憧れる、ということが分かりやすくなっていた。
雄大は、気持ちよさそうだった。
役柄が気に入ったかのように
スペイン王フェリペをもうたっぷりやっていて、
芝居すればするほど役柄にはまってくるという雄大にとても似合ったキャラクターだと思う。
そこに気が付いてしまい、芝居することが面白くて仕方ない、という風に見えた。
これって役柄が俳優を成長させるという見本、まさに役者冥利に尽きているはず。
出番は少ないけど、いわばおいしい役どころだろう。
カーテンコールの4回目、舞台上に4人、
下手から和樹ロビン・花總ベス・吉沢メアリー・雄大フェリペと並んで挨拶、結構感動的。
こんなこと起こるから世の中面白い。
でも、最後の舞台挨拶、普段はしゃべりに強くきちんとまとまった話をする和樹が
どういうわけか何を言っているのか分からなくなるような話で、取り乱していた。
それだけ彼にとっては思い入れの深い作品になっていたということだろう。
終演後楽屋のメインストリートに立っていたら、
ひさしのついたガルボハット、トンボ目玉風の大きなサングラスの女性に片岡さん、
と挨拶され一瞬だれかわからなかった。
隣にいた雄大のマネージャーさんが涼風さんですよ、と声をかけてくれ、
慌てて追いかけて、涼風さんと声をかけ、
二人と涼風さんが出演しているので観に来た、と話したら、
わかっていますよ、とニコリとされた。こういうのうれしいですね。
そのあと、出番ではなかった平野綾さんが通路の向うから手を振ってくれたので近寄って握手。
東京で平野さんの公演観て、偉いと思った、平野さんの頑張り応援してますよ、
と話したらうれしそうにしてくれた。可愛いですね、平野さん。
二人とパチリ、記念写真。
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