2014/05/02
9:51 am
「トリプルゾーン」の生放送に久しぶりに立ち会った。
南圭介くん、渡辺大輔くん、馬場良馬くんに阪本奨悟くんがゲスト出演だったから。
半蔵門のニコ生スタジオはとても暖かく和やかな空気に包まれていた。
阪本奨悟くんが、事務所を辞め関西に戻り、一人で音楽活動を始めたのは聞いていた。
やりたいことを貫きたった一人で始めるのは大変だろうと心配していた。
今年の2月に東京で初めてライブを開くと聞き、観に行き、
その後のタイバンライブも観に行き、彼の音楽を聴き、話合って彼の気持ちも聞き大丈夫だと思った。
その時に「トリプルゾーン」に誘った。
東名阪ライブもあることだし、少しはPRの役に立つかもしれないと思ったし、
何より渡辺大輔くんをはじめとするテニミュ部長ズたちが彼のたった一人の闘いを温かく包んでくれるだろうと思ったから。
彼はリラックスしていた。
大ちゃんは優しい人だ。
いつもの激しい突っ込みのババリョから奨悟をかばい、
マイペースの圭ちゃんもお遊びのゴルフなどでは盛り上げ、
奨悟が楽しめるようにスタジオをコントロールした。
圭ちゃんは言わずもがなだけど、ババリョも基本優しい人なので空気は暖かくなる。
いつもの時間を遥かに超えて、トリプルゾーン始まって以来、最長の延長時間を記録し、てっぺんを20分も超えてしまった。
終了後、近くの居酒屋でスタッフも入って飲んで話し込んだ。
僕は奨悟の歌が好きだ。
昨日のトリプルでも流れた「大事なこと」を聞くと若くて素直でいいなと思う。
今自分が直面している状況、そこに立ち向かう気持ち、まんまな気分がそのまま歌われていて、
詩の中身は決して明るいとは言えないけど、それが現実なんだし、そこからしか出発しないんだ、
という歌詞はこれも素直に心にしみる。
こういうストレートな詩を書いているのを聞いていて
詩の話をしたくなった。
阪本くんがビートルズが好きで良く聞いていると言ったので、ジョン・レノンの作詞の凄さを伝えた。
僕のオリジナルではない、友人の松本隆の説だ。
「Nowhere Man」という歌は「Now Here Man」と隙間を一つ入れるだけで意味が全く正反対に受け取れる、
どこにもいない人は、実は今ここにいる、になってしまう。
double meaningだ。
ジョン・レノンってこういう詩を書いたんだよ、と話した。
「Nowhere Man」は好きな曲の一つでいつもスマホに入れて聴いている、歌詞も覚えている、
僕のこの解釈にも、そんな風に出来てる詩もあるんだ、と目を輝かせてくれた。
話しこんでいたらいつの間にか閉店時間の3時になり、
僕は見送る奨悟を後にタクシーに乗った。
PS:「ブギウギ」もどう、と聞いたら和樹さんにもぜひ会いたいとのことだった、いずれ。