2014/07/14

2:40 pm

  • 2:40 pmの画像

4月に「戦国BASARA 咎狂わし絆」を六本木シアターで観た。
広瀬友祐→徳川家康
八神蓮→長宗我部元親
滝川英治→伊達正宗
小谷嘉一→毛利元就と言う顔見知りのキャストが重要な役柄をになった。
観た感想は、長い(→もう少し短くしてくれ)、
飽きる(→殺陣は派手で迫力あるけど同じような場面を何度も見せないでくれ)、と言うもの。
敢えて一言いうのは、演出家には才能があるだろうと思うから、
場面の絵柄としての見た目は良い、
ステージングもデハケもスピード感あり並みの演出家の水準は超えている。
だから惜しいと思う。

この舞台、ゲームの舞台化の方程式である各キャラクターを出来るだけ時間をかけて丁寧に描く、
事をまじめにやっていたのだろう、そこは評価できるのだけど、
その分ストーリーは散漫になり、
キャラファンには面白いものに仕上がったかもしれないが、
観終わった後に心に何か感動が残るかと言われれば何もない、なにが面白いのか分からなかった。

ゲーム原作側から見たら、多分、この舞台はこれで良かったのだろう、観客は喜んでいたようだ。
そこを超えて作れば原作を知らないで舞台を観に来た人が、
舞台の面白さにひかれて原作のファンになると言う流れが出来るのに、
と言うのが僕のスタンスだ。

広瀬くんの殺陣は凄まじい。
さすが、元サッカーの一流選手、体の芯、体幹の鍛え方が違っているのだろうカラダがぶれず、
切れ味の鋭さ、跳躍の高さ、走りのスピード、彼の殺陣は見ているだけで気持ちがいい。

4人ともゲームキャラにぴったりのヘアメイク衣装を身にまとい動きにくいだろう、
という心配を物ともせずに頑張っていた。
蓮もあまりなれていない殺陣にも必死について行ってて頑張っていたし、
英治は彼のとても素直で力感あふれる人柄がキャラに似合ってた。
小谷くんはとても扱いにくそうな武器を誠実に練習したのだろう上手にきちんと使いこなし、
キャラファンは満足だろう。

楽屋で広瀬くんとパチリ。