10年前の3月11日に僕は歌舞伎町のタワーマンションの最上階で、揺れによって眠りから覚めた。ベッドが部屋の中央まで移動したからだ(僕が飛び起きてから、それは反対側の壁にぶつかって止まった)。地震自体による怪我や、大切なものの破損は(いくつかのボルドーグラスと、ボルドーワインは粉々に砕け散ったが、値段がやたら高い以外は、大切なものではない)一切なく、しかし、日中から夜にかけたの臨時ニュースを見ながら、あっという間に世界が変わってゆくことを確信し、異様なファイトが湧き上がったのを記憶している。
前年にDCPRG(当時。スラッシュなし)が3年の凍結から目覚め、野音で活動を再開したばかりだった。また、年末にはTBSラジオのレギュラーが決まっていて、もう番組名も決まっていた。ご存知の通り、戯れた名前である。「夜」の電波、としたが、被災者の皆さんにとっての「夜」がどんなものであろうか?という疑問は、一時的に完全停止した。
僕が一瞬にして決めたのは、「特別な動きはしない。音楽を続け、紹介し、可能な限り、良い調子で喋り続ける。概念的な話はしない、どんな話も、自分の過去の経験と、その時にストリートで拾ったものだけにする」という事だった。
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>>29
リトル清原って清原和博への偏愛が全く感じられないのが面白くて。リトル清原が迷彩服着て敬礼している姿を想像して笑っています。長渕剛って確かにケンカをそもそもした事が無いってかんじっすね。何をそんなに警戒してるのって。笑
長渕と般若とZEEBRAが、15年くらい前に曲を出しました。僕はMSCに夢中だったのですが、その当時、ティーンのイキがっているヘッズが、Gラップ幻想論争でよく言われる、リアルかどうか問答によってざっと二項対立していた時期だったのですごく覚えています。
前田日明と並んで、絵になるかどうかが、一つのリアルかどうかの指標になる気がします。KAMINOGEで舐達磨と前田日明の4ショット見ましたが、ものすごい絵になってました。もちろん菊地さんも。でもBADHOPとは似合わなそうだなぁと。新プロレス団体の旗揚げの写真みたいに見えてしまうような。
今月のPUPEYE(雑誌)に、舐達磨が今まで着てきた服って特集があるのですが、エイプとシュプリームが出てこないのがすごいリアルでした。笑
(著者)
>>30
ブロンコビリー!しかも閉店!笑 それは残念ですね。しかし、ビフテキファンには、1)近所の、炭火焼(グリル)がある店に行って、和牛以外の赤みの強いのを1キロ仕入れてくれ。というと、大抵仕入れてくれる。 2)自分でネットで買う。という最終兵器があります笑。地方でも可能だと思います。2)はコロナで流通がどうなっちゃってるかわかりませんが、1)のがうまくいきますよ!僕は以前日記に書いたように、ピザ窯があるトラットリアで金使って仲良くなって、「実は塊のビステッカ(イタリー語でビーフステーキ)が食いたいんだけど」と言ったら、あっさりオーケーされ、友人と三人で食い切りました。ウルフギャング系統はドライエイジング(熟成)させるので、旨味はでますが、あればっか食ってると飽きますんで、解体処理されてすぐのやつを仕入れてもらうと、フレッシュな肉塊の炭火焼が食えるので、チャンスを見つけてみてはいかがでしょうか。まあ、ウルフギャング旗艦店(青山)はどっちにしても最高ですが。
(著者)
>>31
ゆうたろうとかとは全く違いますよね笑。長渕剛は確か、ですが志穂美悦子と結婚したはずで、志穂美は千葉真一と極真で仕込まれたガチンコですので、怖いのは嫁だと思いますけどね笑。暖かい話ですよ笑。
リアル論争は永遠に続きますよ。あれによってリアルよりも悪く見せないといけない、という強迫観念が生じてから、やれ文科系とかGとかBとか面白いことになってますが、そもそも犯罪ということの質量が米国と日本では全く違うので、あれは無駄ですね。ちょっと前の流行語「マイルドヤンキー」とか、「DQN憧れ」みたいなものの元祖は70年代の東映のヤクザ映画です。学生運動の学生やサラリーマンが侠客に憧れ、自分がヤクザであるかのように時意識していた、という恐ろしい時代があったんですよ笑。
ジブさんはヒップホップをメジャーにしたいと、しかもパーティーラップみたいんじゃなくメジャーにしたいと真面目に思っているので、たまにやらかしちゃいますね。ジャズと組むんだ(それによってヒップホップを「大人の音楽」にするんだ)と言ってTOKU(ジャズシンガー。真面目)と一緒にブルーノートでやったのとか、客席で「頑張れ!どっちも!!」と声を出しそうになりました笑。日本でリアルジャズとラッパーが組んで、喜ばれることは多分あと50年はないです笑、DC/PRGにシミラボ客演させたり、大西さんのアルバムにラップ入れたり、東京ジャズで、山下洋輔組にオムス入れた結果は、惨憺たるものでした笑(荘子itくんみたいに、原体験の一つに「セカンドアイアンマウンテン」を入れてくれる世代も出てきましたが)。どんだけヒップホップ以外のヘッズは、ヒップホップが嫌いかよと痛感しましたね笑。
MSCは今聴いてもほんと素晴らしいですよね。前田さんに聴かせたことがあるんですが、前田さんはブルーハーツ(ブルーハーブではなく)のがお好きでした笑。エイプとシュープリームは大韓民国での売れ行きが日本よりも高くなった段階で何かを迫られていたと思いますが、舐達磨は実に、スムースにナチュラルなリアルバッドホップですよね。音楽性の話ではなく。僕は千鳥の大悟のスタイリストの仕事に注目しています笑。