アメリカの大統領選を見てると、日本の言論空間にも
通じる危うさがある。
トランプは百田尚樹や橋下徹みたいなもので、右派で
エキセントリックで放言気味なところがウケている。
クルーズも極右だから、共和党ではルビオみたいな
現実的な政治家が損をする。
わしはルビオがいいと思っていたが、極右に負けてるようだ。
民主党は格差社会を背景に、社会主義者のサンダースが
若者の不安を味方につけて善戦している。
これは日本のシールズなどの純粋まっすぐな若者が、
共産党に好意的になるのと似ている。
エキセントリックを面白がり、欲求不満を晴らしたい大衆は、
アメリカではトランプに、日本では橋下徹や百田尚樹に
自分の本音を重ねる。
クルーズは日本で言えば、日本会議が組織的に
応援しているようなものだ。
オバマからクリントンというのも、大した変化がないような
気がするので、クリントンは「初の女性大統領」という理念を
強く打ち出すしかないだろう。
しかし、現実的で、中道を説く者にとって、難しい時代に
なったものだ。
極右か共産主義しかインパクトがない時代に入りつつある。
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小林よしのりライジング
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極端な者しか好めなくなったのはインターネットの影響も多数あると思われる。
極右や極左が世界的に躍進している。
極右だと安倍やルペンの他に朴クネ、インドのナレンドラ・モディ、トルコのエルドアン、UKIP、ドイツの為の選択肢、黄金の夜明け、スウェーデン民主党、ポーランドの法と正義、トランプなどが挙げられる。
何れも排外主義で増税推進派であり、エルドアンに至ってはIS(ИГ、又はダーイッシュ)を支援さえしていた。
極左陣営だとバニー・サンダース、ギリシャのツィプラス、ブラジルのジルマ・ルセフ等が挙げられる。
こちらは資本家の為の脱緊縮主義派である。
こうやって見ると世界の指導者や各国の国民の劣化が目立ちますね。
落合信彦さんが述べた記事で世界の指導者が軒並み劣化していると述べているが本当の様だね。
その点、ロシアのプーチン大統領は指導力が上手いし、指導者としては確立した者になっている。
そう思うとロシアのプーチン大統領を除いて世界の指導者は軒並み劣化していると言っても良いかもしれない。