「ゴー宣道場」の応募締め切りが2月3日(水曜)に迫ってきた。

もともと慰安婦問題は、わしが『戦争論』を描くきっかけになった
事件であり、さらに藤岡信勝氏に誘われて、「新しい歴史教科書を
つくる会」の創設メンバーに参加する契機になった事件でもある。 

ここから南京事件も含めて、日本の「自虐史観」を是正する戦いが
始まったわけだが、それに勝利するうちに国民世論の「右傾化」が
「排外主義」に劣化していく経緯があった。 

「右傾化」自体は、それまでが「左傾化」していたのだから、
適正な位置に留まれば、「中道」を歩めたはずである。 

だが、「右傾化の劣化」が進むうちに、『戦争論』や「つくる会」の
影響を受けていない次世代が育ち、またしても「純粋まっすぐ君」
である若者たちが「左傾化」しつつあるように感じる。
それをうまく取り込んで、再び「戦後レジーム」「東京裁判史観」に
引き戻そうという「左翼及びサヨク」の鳴動が始まっている。 

はっきり言って、日韓基本条約で「完全かつ最終的な決着」を
したはずの問題の蒸し返しを認め、10億円の賠償まで提示した
今回の安倍政権の「合意」について、右派・保守派が
「安倍政権だから
真剣には怒らない」という態度を取るの
だったら、時代の風潮は
逆回転し始めて、再びの「自虐史観」
戻っていくだろう。

「安倍政権には盾突かない」「安倍首相を名指しでは批判しない」
「でも、合意に賛成しないという文句だけは言っておく」
その程度ならば、時代の逆回転は止められない。
このことは警告しておく。 

214日の「ゴー宣道場」は、これまで戦ってきた歴史認識問題
が水泡に帰すかどうかの分水嶺となる議論になる。
そのことを自覚して、参加してほしい。

 

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