朝起きてテレビをつけたらまた舛添への集団リンチだ。
連日のことでうんざりしマスゾエ、なんてチャラけてたら
炎上しかねないな。
出版社の社長が宿に打ち合わせに来たって、嘘に
決まってるけどもう嘘とは言えないでしょ?
分かってやれよ、なんて言ったら顰蹙を買うだけだ。
政党助成金や都民の税金で、ちっぽけな楽しみを
満喫してたのだろうが、都民の100%が怒っている、
辞任を求めていると言われると、じゃわしは都民じゃ
ないのかと言いたくなる。
わしはこういうコソ泥にこそ銀の食器を与えたら
見違えるように働くのじゃないかと思っている。
けれども『民主主義という病い』は多数派の集団リンチに
なりがちで、小悪党を引きずり下ろしたくなるんだな。
ところがタックスヘイブンに国税逃れで巨大な富を
隠している大悪党には、ぜんぜん怒りが向かわない。
金額が巨大すぎて他人事としか思わないのだ。
かくして「悪い奴ほどよく眠る」という事態になってしまう。
これが『民主主義という病い』なのだが、飼いならされた
羊は巨悪には立ち向かわない。
わしの『民主主義という病い』を読めと言っても、読解力が
ないからどうせ読めはしないし、民主主義を根底から
疑って、相対化するなんて羊たちは考えも及ばない。
ドン・キホーテになるしかない。
自覚的に虚無の水車に突進していくしかない。
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