世代交代の波にも負けず唯一無二の存在へ キャプテンが見せたW杯への執念
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文=元川悦子
11月15日のサウジアラビア戦(埼玉)を清武弘嗣(セビージャ)と原口元気(ヘルタ)のゴールで何とか2-1で勝ち切り、2018 FIFAワールドカップ ロシアの出場権を自動的に得られるB組2位に浮上した日本代表。本田圭佑(ミラン)、岡崎慎司(レスター)、香川真司(ドルトムント)の攻撃3枚看板が外れ、大迫勇也(ケルン)、久保裕也(ヤングボーイズ)らフレッシュなタレントがインパクトを残したことで、日本代表の世代交代が一気に進みそうな雰囲気が漂ってきた。
「自分より3つ4つ下の圭佑、岡崎、真司とかが外されてるんで、僕自身も『明日は我が身』っていう危機感もあります」とフィールドプレーヤー最年長の32歳、キャプテンの長谷部誠(フランクフルト)は神妙な面持ちでこう語っていた。が、長谷部はアジア予選が始まってから吉田麻也(サウサンプトン)とともに全試合フル出場を果たしていて、年齢による衰え
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