【取材ノートの記憶】永木亮太(鹿島)「新天地での更なる飛躍へ」(2/4)
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口を突くのは課題ばかりである。ただ、表情に憂いはない。懸命さがにじむものの、充実感ものぞく。週末のたびに訪れる《未知との遭遇》が、この大学生を成長させている。
「チームが苦しい状態なので、とにかく勝利できるように貢献したい。試合で使ってもらえるなら、チームのためにすべてを出し切っていきたい」
ところが、反町監督のもとで11年ぶりのJ1リーグに挑んだ湘南は、わずか1シーズンでJ2へ降格してしまう。収穫を見付けるのが難しい中で、リーグ最終節に指揮官が語った言葉が印象的だった。
「今日頑張った選手を2人挙げろと言われたら、現役の高校生と大学生を選ばざるを得ない。それは次につながるもので、ポジティブに捉えていいところ」
ベテランの坂本紘司も、指揮官の肌触りに同意する。この日ピッチに立った高校生と大学生――遠藤航と永木らに触れた。
「若い選手が試合に出たのは、チームの財産になっていくと思う。
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