ラーメンマガジン「ラーマガ」

「ラーマガ」#000 創刊準備号

2013/10/07 13:00 投稿

コメント:49

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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#000 創刊準備号

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2013年10月7日発行(月3回)10月第1号(通刊第1号)

【目次】

■ラーマガ創刊宣言

□ラーメン情報専門チャンネル「ラーマガ」とは?

■ラーメン実食レビュー(お試し版)
 北島秀一
  666@駒沢大学「王様中華そば」
  ぜんや@新座「ぜんやラーメン」
 山路力也
  らーめんと甘味処 九月堂@渋谷「らーめん あっさり」
  博多だるまJAPAN@みなとみらい「博多ラーメン」
 山本剛志
  らーめん かねかつ@川口「らーめん」
  三谷製麺所@鶴橋「つけめん(中太麺)」

□告知/スケジュール

■編集後記


■ラーマガ創刊宣言

 『ラーメンをもっと美味しくもっと楽しく』 北島秀一・山路力也・山本剛志。三人のラーメン評論家が集結し、今回新しいラーメン情報発信に挑戦します。その名も「ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE」。膨大なラーメン情報が錯綜する今の時代に、プロのラーメン評論家による濃厚で上質な本物のラーメン情報を発信していきます。どうぞ御期待下さい。

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 今回『ラーマガ』創刊の話をいただいて私が、そしておそらく山路・山本両氏ももっとも考えたのは「今の状況で我々でなければ出来ない事は何だろう」「これまでの情報発信との差別化はどうすれば良いだろう」の二点だろう。自分でも考え、両氏とも何度もの打ち合わせを経てようやく発刊までこぎ着けようとしている『ラーマガ』への、自分なりの考えをまず書いておきたい。

 このマガジンの読者諸兄の多くは、山本氏と私は「らーナビの達人」、山路氏は「千葉拉麺通信の主宰者」として認識されているだろう。自分は自分が関わってきた「らーナビ」との比較を中心にいろいろと考えて来た。10年前に我々が「達人」として参画した時期から、らーナビの果たした役割は大きかった。当時はPC上でのラーメンデータベースは「とらさん」などを始めかなり充実していたが、何かと制約が大きい携帯サイトで実用的なDBは少なかった。結局情報を印刷し、付箋を貼って持ち歩く、ラーメン本と同じ使い方しか無かった時期に、モバイル環境でいつでもどこでもラーメン情報の検索が出来る意義は大きかった。そして、その巨大DBの使い方の指南役・水先案内人が我々「達人」の主な役割だった。

 時代は流れ、携帯がスマホに移行しPC上のデータをモバイル環境で無料で閲覧出来る環境が整っていく。またラーメン食べ歩きをする人口が増え、ブロガーさんの蓄積する情報も量・速度ともに10人を切る人数しかいない「達人」では太刀打ち出来ないシーンも増えてきていた。らーナビが達人制度の打ち切りを決めたのも、最終的には自分たちのもっと有効な使い方を提案出来なかった我々の責と言えるだろう。

 なので、今回は考えた。一般のブロガーさんやレビュアーさんには出来ず、自分たちになら出来る事は何なのか。要するに「500杯を食べた10人と、5000杯を食べた一人との違いは何?」を考えたとも言える。その結論がある程度出たので、今回「ラーマガ」創刊の運びとなった訳だ。そのエッセンスを詰めたのが今回の創刊準備号。さて、これが読者にどう判断していただけるのか。喜んで頂ければうれしいが、もちろん厳しいご意見もありがたい。是非一人でも多くの方からご意見・ご感想を頂きたいと思う。

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北島秀一:ラーメン評論家、ラーメンジャーナリスト。1963年生まれ。広島県出身、神奈川県在住。元新横浜ラーメン博物館広報。日本ラーメン協会顧問。

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 今から15年ほど前、ラーメンの食べ歩きにどっぷりとはまり、ようやく皆が使い始めたインターネットで細々とラーメン情報の発信を始めた。食べたラーメンのインプレションをアップする日々の中でふと思ったことがあった。元来、人の味覚とは実に曖昧なものだ。ましてや味の好みも人それぞれである。さらにラーメンは作り手の数だけ味があり、それを食べた人の受け止め方も一人一人違うはずだ。そんなラーメンを一人の主観で語り情報を伝えていくことは、果たして正しいのだろうかと。

 そんな中、1999年に講談社から発売された『「ラーメン七人衆」が選んだ本当にうまい!ラーメン200店』というムックが、私に一つのヒントを与えてくれた。石神秀幸氏、大崎裕史氏、北島秀一氏などラーメンを誰よりも食べ歩いてきた精鋭ラーメン評論家7名が同じ一杯のラーメンについて語る。異なる主観が重なることで現れて来る客観性。何よりも同じラーメンを食べているはずのインプレッションが、食べ手によってこうも異なるのかということに興奮した。私もそういうスタイルの情報発信をしていきたい。多くのラーメン好きの主観が折り重なるような広場を作りたい。そのような思いで2000年に立ち上げたラーメン情報サイトが『千葉拉麺通信』であった。一つの店、一杯のラーメンに複数の食べ手のインプレッションが挙げられているような、今でいうレビューサイトのスタイルを目指した。『食べログ』が世に出る5年も前のことだ。

 そして今、スマートフォンで簡単に情報を発信出来る時代になった。それはすなわち、ありとあらゆる膨大な量の情報が世の中に溢れている時代だということだ。インターネットがまだダイヤルアップ回線で、23時以降に机の上でしか情報にたどり着けなかった十年前よりも、常時接続のスマートフォンでどこでも簡単に情報を入手出来る今の方が、より良い情報にたどり着くのが困難であるという皮肉。そんな時代に、私たちラーメン評論家が集い『食べ手のプロ』『文章のプロ』としての誇りを持って、上質なラーメン情報を発信する必要性があると感じ、この『ラーマガ』を世に問おうと決意した。私よりも遥かにラーメンを愛し、遥かにラーメンを食べてきた北島、山本両氏と共にラーメンを語れることは、この上ない喜びであると同時に、彼らに刺激されることによって自分の感覚や文章がどのように化学反応を起こしていくのかも楽しみで仕方がない。

 三人の異なる視点、異なる感性、異なる主観から見えてくる一杯のラーメンの輪郭。『ラーマガ』はそんな今までにない新しいラーメン情報専門チャンネルでありたいと考えている。どうか期待して頂きたい。


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山路力也:ラーメン評論家、フードジャーナリスト。1968年生まれ。東京都出身、千葉県在住。トーキョーラーメン会議モデレーター。千葉拉麺通信主宰。

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 「国民食」と言われるラーメン。食べる人が多ければ語る人も多い。私は十数年間、全国47都道府県のラーメン店を巡り「ラーメンを語る」事を仕事の一部にしてきた。中でも『超らーめんナビ』の達人としての十年近い経験は大きかった。ラーメンそのものはもちろん、ラーメンに関わる歴史や社会的背景も色々と知る事が出来た。

 ただ、これまで求められて書いてきた情報は、ラーメンそのものの紹介が中心だった。新店はどんどん増加し、語るべき老舗も多い。地方には知られていない名店がたくさんある。もちろん有用な情報を書いてきたと考えているが、語られないままになっている情報がたくさん残っている。そしてそれらを体系立ててまとめている人が見当たらない事も、気になっていた。このままでは、ラーメン個々の情報だけが、情報の海に漂ってしまうのではないかという危惧を感じていた時、自分から発信するしかないと思い立った。

 情報は常に「インプット」と「アウトプット」から構成されるが、これまでの「アウトプット」では伝えきれなかったたくさんの情報を、しっかり調べて発表していきたい。明治時代に文学雑誌が多く創刊されたのは、文学者が自分たちの作品を発表する場を求めて、新しいメディアを作った影響が大きいと言われている。そんな明治の文学者のように、我々も自分たちが求める表現を発表する場として、この『ラーマガ』を始めたいと考えるものである。

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山本剛志:ラーメン評論家、ラーメン王。1969年生まれ。東京都出身、東京都在住。TVチャンピオン第6回ラーメン王。


□ラーメン情報専門チャンネル「ラーマガ」とは?

 『ラーマガ』は、ニコニコ動画『ニコニコチャンネル』の1チャンネルとして、ブロマガ、掲示板、動画、生放送、イベント、様々な情報発信のスタイルを使ってラーメン情報を発信していく、ラーメン情報専門チャンネルです。

・ブロマガ『ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE』(月3回発行)
 ラーマガの根幹ともいえるのがブロマガ『ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE』です。月3回(毎月10日、20日、30日)に定期的に配信していきます。三人のラーメン実食レビューを中心に、もりだくさんな内容でお届けする予定です。

【創刊号の目次より】

□巻頭コラム
 毎号、三人が交替でコラムを執筆します。

■クロスレビュー「必食の一杯」
 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から書かれたレビューを読み比べることで浮かび上がる立体的なラーメンの姿。

□ラーメン実食レビュー
 数あるラーメンの中で、今食べるべきラーメンはどれなのか? 三人のラーメン評論家が日々食べ歩いた数多くのラーメンの中から、特に印象に残ったラーメンを一人5杯ずつピックアップ。「ラーマガ」でしか読む事が出来ない、渾身のラーメン実食レビューです(この準備号にも一人2杯ずつレビューを書いてみました)。

■拉麺人インタビュー
 一杯のラーメンに込められたラーメン店主さんの熱い想い。三人が今会いたいラーメン店主さんに会いに行ってお話を伺います。毎月一人の「拉麺人」へのインタビューを3回に分けてお届けします。

□クロスコラム
 毎回三人のうちの一人がラーメンについて日々考えていることをとりとめもなく書き上げ、それを読んだ残りの二人が自分の考えを補足して書き記していきます。三人よれば文殊の智慧。

■異論激論!
 「ラーメンの適正価格は?」「化学調味料は悪なのか?」などなど、毎回ラーメンにまつわる一つのテーマについて、それぞれの主張や考えをぶつけあうコーナーです。

※他にもラーメン評論家、ラーメン店主による「特別寄稿」や、会員の皆さんから寄せられた質問などにお答えする「Q&A」コーナーなど、色々な内容を掲載していく予定です。

・記事/ニュース(随時更新)
 月3回の『ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE』以外にも、ラーメン関連のニュース解説や、新店情報、限定ラーメン情報など、新しい記事を随時アップしていきます。

・動画『ラーマガ動画(仮)/生放送ラーマガ生放送(仮)(不定期配信)
 ラーメン実食レポやインタビューなどの動画コンテンツや生放送も随時配信していきます。

・ラーマガ限定ラーメンNAKED
 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンを創作します。創作テーマはズバリ『かけラーメン』。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメンをご堪能下さい。

■ラーメン実食レビュー(お試し版)

 数あるラーメンの中で、今食べるべきラーメンはどれなのか? 三人のラーメン評論家が日々食べ歩いた数多くのラーメンの中から、特に印象に残ったラーメンを一人5杯ずつピックアップ。「ラーマガ」でしか読む事が出来ない、プロ渾身のラーメン実食レビューです。通常は毎号一人5杯のレビューですが、今回はお試し版ということで一人2杯ずつレビューします。

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【666@駒沢大学】
「王様中華そば」750円

 新たな信州ご当地ラーメンスタイルを創出しようと、地元では既に50軒ほどが提供していると言う「王様中華そば」。醤油清湯スープにそぎ切りの白ネギ、大量の黒こしょうなどを共通項としているが、スープや麺は基本的に各店の裁量に任せているそうで、味の個性は各店大きく異なっているそう。こちらの清湯スープは動物系と煮干し系があるが、この「王様」のスープからは魚介はそう感じない。味の要と感じるのは、やはり大量の、かつスープの熱でぐんと甘味が出た白ネギ。確認はしていないが、おそらく結構質の良いネギを使っているような感じ。また、黒こしょうの味も独特のスパイシー感はやや控えめで、高い香りが適度なアクセントになっている感じ。おだやかなスープにネギとこしょうと言う刺激の強い薬味を使いつつも、決してインパクト優先にならず、各個の個性をじっくりと楽しめるバランス指向の設計と言えそう。(北島秀一)

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666
東京都世田谷区駒沢4-19-11
東急線「駒沢大学」駅より徒歩7分
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【ぜんや@新座】
「ぜんやラーメン」700円

 一日100杯限定で、午後から夕方には売り切れ終い。駅からは決して近くない上に路駐も困難。店は広げず夫婦二人だけで営業し、提供するのは塩ラーメンのみ。醤油も味噌も限定もつけ麺も出さない。今のご時世、もし「こんなコンセプトで新店をやりたいんですが」と相談されたらまず私なら反対するが、このスタイルを15年近く貫き、未だに行列の出来る人気店に育て上げたのがこちらのご主人である飯倉さんだ。先日約10年ぶりに訪れてみたが、この姿勢は全くぶれない。豚ガラをメインにしたスープにはショウガも使われているようで、寸胴の近くに座ると何とも言えないよい香りが立ち上る。匂いの時点で既にキレとコクが感じられてしまうのだ。綺麗に澄んだ琥珀色のスープに入るのはこれも変わらぬ中太麺。普通なら細麺を合わせてあっさりスープをより強調するのがセオリーだが、深いコクのスープはこの太麺をふわっと包み込みつつ抜群のパフォーマンスを発揮する。寡黙な飯倉さんのはにかんだような笑顔も10年前と変わらず。穏やかな表情の裏にある、自分のスタイルを貫き通す強い意志がこのラーメンを支えている。(北島秀一)

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ぜんや
埼玉県新座市野火止4-9-8
JR線「新座」駅より徒歩7分
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【らーめんと甘味処 九月堂@渋谷】
「らーめん あっさり」750円

 渋谷公園通りから路地に入った雑居ビルの2Fにある隠れ家のような人気店。2009年のオープン時以来の再訪なのでかれこれ4年ぶり。まるでカフェのような雰囲気の店内には女性グループ客も少なくなく、男一人で入るのがちょっと恥ずかしいほど。そんな状況でありながらも、しっかりディナーセットで甘味もつけたりして。出て来た「らーめん あっさり」のビジュアルは脳裏に焼き付いていたものと違わずに合致する。そしてその味わいも舌に刻まれた記憶を瞬時に呼び起こす。豚骨が強めのバランスの白濁スープに魚介スープをブレンドしたダブルスープは、お互いを優しく包み込むように一体になっている。醤油のまろやかなコクと旨味がその間を取り持つかのように静かに佇む。花形の姿あられとぶぶあられが見た目にも美しく、スープや麺とともに味わえば食感と香ばしさも演出する。尖ったところが一切なく、どこまでもなめらかでまろやか。それでいて物足りなさは感じさせずに鮮烈に記憶に残る。立地が良いとはいえないこの場所で4年も人気を保ち続けているのも頷ける。(山路力也)

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らーめんと甘味処 九月堂
東京都渋谷区神南1-15-2 佐藤ビル2F
JR線・東急線他「渋谷」駅より徒歩10分
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【博多だるまJAPAN MARK IS みなとみらい店@みなとみらい】
「博多ラーメン」650円

 博多の人気ラーメン店「博多だるま」の関東エリア初出店。とは言え、2001年赤坂に「ラーメン屋 秀」ブランドで出店しているので厳密に言えば2店舗目なのだが、博多だるまの屋号での出店は初となる。場所は横浜みなとみらい21エリアに、6月21日に出来た複合施設「MARK IS みなとみらい」。ここの4Fにあるフードコートの一角への出店である。創業50年の歴史を継ぐという看板メニューの「博多ラーメン」は、しっかりと濃度と粘度をたくわえ骨の旨味も感じられる白濁豚骨スープに、バリカタで上げられた低加水細ストレート麺が泳ぐ。カエシが若干強めで塩度が高い印象は受けたが、誰もが期待する博多豚骨ラーメンのフォーマットを忠実になぞった一杯になっており、フードコート業態とは思えないクオリティ。他にも本店にしかないという「炙りトロ肉チャーシュー麺」も気になるので、この施設に来た時にはまた寄ってしまいそうだ。(山路力也)

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博多だるまJAPAN MARK IS みなとみらい店
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい4F
みなとみらい21線「みなとみらい」駅より徒歩1分
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【らーめん かねかつ@川口】
「らーめん」700円

 2013年7月に川口駅西口の一角に開店した新店。駅から遠くないが東口の様な繁華街はないので、距離を感じる人もいるかも。入口はスナックのようで店内もカウンター5席のみ。店主は製麺所勤務の後「大至@御茶ノ水」で修業して今回独立。レギュラーメニューは醤油味の「らーめん」とトッピングのみ。比内地鶏の丸鶏をメインに豚のエキス、アゴダシや昆布の魚介系を加えたスープは濃密で贅沢感を感じるほど。魚介と動物の両方のインパクトが負けずに競い合うのが特徴的。化学調味料を加える必要がないほどの自然な旨みに溢れている。澄んだスープが醤油ダレの味付けを上手にあしらっている。国産小麦を使った中細麺は、自分のレシピでかつて勤めた製麺所に依頼したのこと。軽く縮れているのでスープを程よく拾い上げる。チャーシューは豚と鶏が一枚ずつ、肉質や油の割合も対照的。「季節のらーめん」も順次登場させるとの事で、何度か足を運びたくなる注目店の登場と言えそう。◆ラーメンの ある街川口 煙立つ◆(山本剛志)

らーめん かねかつ
埼玉県川口市飯塚2-14-23
JR線「川口」駅から徒歩5分
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【三谷製麺所@鶴橋】 
「つけめん(中太麺)」600円

 「○○製麺所」と聞くと、最近はうどん屋やつけ麺屋に多い屋号のスタイル。麺にこだわっていそうだなと思える。しかしこちらはそのどちらでもなく、本業は「製麺業」。実際にこの店では麺の「玉売り」をしていて、焼きそばやパスタを家族分買って帰る地元のオバチャンの姿も珍しくない。実は、玉売りしていた製麺所が麺の魅力をセールスするために始めたのが店内の飲食コーナー。当初は土日のみの販売で話題を集めたが、2013年7月から平日も提供を始めている。細麺の「ラーメン」、中太麺の「つけめん」、極太麺の「濃厚つけめん(限定数終了次第、中太麺と同じつけめんで提供)」の3種類があるが、それぞれ入れ替えが可能。お店イチオシの中太麺でつけめんを頂いたが、麺が持つ力を失わずに、丁寧で絶妙な茹で加減はさすが製麺業。つけ汁は澄んだ醤油色だが、胡椒を多めに使っている事で辛さも程よく麺を引き上げさせる。東京の老舗つけめん店のような印象もありつつ、やはり麺が美味しいので、極太麺で替玉を追加してしまった。◆玉売りと 調理で麺の 素顔魅せ◆(山本剛志)

三谷製麺所
大阪府大阪市東成区玉津3-1-6
JR線・近鉄線他「鶴橋」駅から徒歩5分
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□告知/スケジュール

・ブロマガ『ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE』創刊号は10月10日発行です!
ブロマガ、動画、生放送など、クロスメディアでラーメン情報を発信する、新しいラーメン情報専門チャンネル「ラーマガ」。その根幹ともいえるのが、このブロマガ『ラーマガ THE RAMEN MAGAZINE』です。月3回(毎月10日、20日、30日)に定期的に配信していきます。創刊号は10月10日(木)発行予定です。どうぞお楽しみに!

・ラーマガ限定ラーメン『NAKED』今月は「らぁ麺やまぐち」!
 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンを創作します。テーマは「かけラーメン」。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑む究極の限定ラーメン。記念すべき第1作目は「らぁ麺やまぐち」の「会津のかけらぁ麺」(650円)です。店主山口裕史さんが生まれ故郷である福島会津のラーメンをモチーフに、麺もスープも新たに作り上げた一杯です。

ラーマガ限定ラーメン『NAKED』
らぁ麺やまぐち(東京都新宿区西早稲田2-11-13)
 メニュー名:「会津のかけらぁ麺」(650円)
       一日20杯限定(13:00〜10杯、17:30〜10杯/日祝13:00〜20杯)
 販売期間:10月8日(火)〜31日(木)

・『ラーマガ』の全貌が分かるかもしれない「TRAILER」「特報」「自己紹介」を無料公開中!

はたして「ラーマガ」とは一体何なのか?その全貌が分かるかも知れない3本の動画をアップしています。ぜひチェックしてみて下さい。

・『Tokyo Raumen On Air #12』10月7日(月)夜8時からGoogle+で生放送!(山路)
山路力也がモデレーターを務める「Tokyo Raumen On Air」。10月7日(月)夜8時からGoogle+ハングアウトオンエアにて生放送です。ゲストは河原秀登さん(博多だるま店主)と星野能宏さん(ラーメンきら星店主)。アシスタントは文月さん(ラーメン女優)、レポーターはマッハさん(ラーメンライター)。豚骨をテーマに語り合う90分です。
【YouTubeチャンネル トーキョーラーメン会議】

・twitterでも情報発信中です!
twitterでも最新のラーメン情報やラーマガの更新情報などを発信していますので、ぜひフォローしてみてくださいね!
【ラーマガ公式ツイッター】



■編集後記

 今回の創刊準備号では、基本的にラーメン店のレビューや創刊への思いなど、比較的慣れた内容の記事かなと思っていたけど、やってみたらこれが意外と難産だった(^_^;)。やはり、ある程度ブレーキの効くらーナビに比べ、ブレーキもアクセルも自分で決めるラーマガでは少しプレッシャーが違うみたい。その分楽しんでいただける内容になっていればいいんだけど……。山路・山本両氏ともども頑張りますのでよろしくお願い致します。(北島秀一)

 半年以上ものあいだ三人でミーティングを重ねて、ようやく「ラーマガ」が本格稼働することになりました。ラーメン界を代表する文才の持ち主、北島さんと山本さんと一緒の場所に文章を書く。これほど刺激的で手の抜けないことはありません。お二人に負けないような文章を書いて、今後も読者の皆さんに上質なラーメンコンテンツをお届けしたいと思っています。どうぞ「ラーマガ」に御期待下さい!(山路力也)

 ラーメンを作る人と食べる人を「幸福」で結びたい。ラーメンを本気で作る人がいるように、食べ手、語り手としての本気を見せる場所、それが「ラーマガ」でありたいと考えます。どういった情報が読みたいかといったご要望や、ラーメンについてのあらゆる質問にもどんどん答えたいと思います。北島さん、山路さんに比べて若輩者ではありますが、よろしくお願いします。(山本剛志)

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ラーメンマガジン「ラーマガ」

北島秀一・山路力也・山本剛志

月額:¥330 (税込)

コメント

北島秀一・山路力也・山本剛志 (著者)
No.52 (2013/10/10 12:40)
>>38
ありがとうございます。最高のほめ言葉ですw で、どちらに行かれましたか?(山路)
北島秀一・山路力也・山本剛志 (著者)
No.53 (2013/10/10 12:42)
>>31
雑誌やメディア、ラーメン好きの皆さんは「あっさり系」「清湯系」にシフトしているように感じますが、街に出てみてみるとやっぱり「濃厚」「白濁」「こってり系」が強いなぁと感じます。これは今に限らずいつの時代もです。いつかそこらへんもコラムなどで書いてみたいと思っています。(山路)
北島秀一・山路力也・山本剛志 (著者)
No.54 (2013/10/10 12:45)
>>27
人の嗜好は本当に人それぞれですよね。それは作り手の好みも食べ手の好みも。それが高いレベルで合致した時に出逢った味が、きっと自分のお気に入りの一杯になるのだと思います。そして作り手も食べ手も、もっと美味しいラーメンがあるんじゃないか?と思って、作り続け食べ続ける。終わりの無い旅だなぁと思います(苦笑)。(山路)
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