ラーマガ限定「NAKED」#077
我的中華そば 机上の空論『かけ中華そば』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第77作目は東十条の新進店『我的中華そば 机上の空論』が満を持しての登場!店主の泉裕二さんによる一杯は、鶏と醤油の旨味がほとばしるNAKED。麺の存在とスープの香りが際立つ原点回帰のNAKEDが完成しました。
山路力也
NAKEDの主眼は「麺とスープだけで成立している」ということである。そしてNAKEDを食べる時に、食べ手は自分の味覚が鋭敏になっていくことに気づく。驚く程に麺とスープに集中する体験。今までラーメンを食べている時には感じ得なかった感覚に陥る。
「机上の空論」のNAKEDは通常の「中華そば」がベースになっている。鶏の力強い旨味と醤油の香りが口いっぱいに広がる。通常の中華そばがいかに力強いベースを持っているかが分かる。そして驚くべきは麺の味わい。こちらも通常の麺と同じものを使用しているのだが、明らかに印象が異なる。これは食べ手の意識が麺に集中していることの証左だろう。
日本蕎麦にかけそばがあるように、ラーメンにもかけラーメンがあっていい。スープや麺をより深化させていくアプローチもNAKEDの楽しさだが、よりシンプルにかけラーメンを楽しめる今回のNAKED。NAKEDの原点に今一度立ち返ることが出来る一杯だ。。
山本剛志
東十条駅北口から延びる商店街沿いに、2017年に開店した「我的中華そば 机上の空論」。複数の醤油を巧みに操りつつ、豚骨や丸鶏などの旨みもしっかり拾い上げた、力強い一杯を提供している。塩味や味噌味、期間限定ラーメンも提供しているが、基本はやはり醤油味の「中華そば」である。
今回のNAKEDも、その「中華そば」がベース。しかも、チャーシュー・メンマ・ほうれん草・ナルトを外し、青ネギだけがのったシンプルの極みといったスタイル。特に存在感が強かったチャーシューが外れる事で、スープと麺のまろやかな調和に注目が集まる。鶏と豚をしっかり使い、旨みを十分に湛えたスープには醤油とラードの存在感が増し、相模原市の中根製麺に何度も足を運んで決めた中細ストレート麺が、スープと共に口の中に運び込まれていく。この麺の滑らかさは、スープに調和するようにしっかり茹でた証でもある。
「机上の空論」という店名とは裏腹に、地に足がついた印象の一杯。通常の中華そばよりも麺とスープの存在感にスポットが当てられているので、中華そばとの連食でも、塩・味噌・夏季限定の冷やし牡蠣そばとの連食でも楽しめる。もちろん、この一杯だけでもオススメです。
【NAKED #076】
我的中華そば 机上の空論(東京都北区東十条3-11-5/JR線「東十条」駅より徒歩6分)
「かけ中華そば」650円
販売期間:7月1日(月)〜7月31日(火)
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。