ラーマガ限定「NAKED」#078
秋刀鮪だし 宣久『秋刀鮪だしかけらーめん+追い焙煎秋刀魚節』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第78作目は芦花公園の実力店『秋刀鮪だし 宣久』が満を持しての登場!店主の松本久夫さんによる一杯は、秋刀魚と鮪の旨味がほとばしるNAKED。香ばしく食欲をそそるNAKEDが完成しました。
山路力也
高井戸で生まれ育った私にとって、芦花公園は子供の頃から慣れ親しんだ場所。そんな芦花公園が、今年に入って新店が次々オープンして、一躍ラーメンホットエリアとして注目を集めている。しかしながら、この街でラーメンと言えばやはり「アイバンラーメン」であり、今はその店舗を譲り受けた「宣久」ということになる。
そんな宣久が満を持して放つNAKEDは、宣久らしさが全開の一杯になっている。秋刀魚と鮪がこの店の特徴となるが、その基本スタイルはそのままに、さらに秋刀魚の香りと味わいを増強させたスープがとにかく美味しい。秋刀魚と鮪、昆布と動物系は使わないスープに秋刀魚の香りを漂わせた鶏油。さらに砕いた秋刀魚節を焙煎したものを追い鰹ならぬ「追い秋刀魚」して、香ばしさと旨味をさらに強化した。このスープはぐいぐいといけてしまうなぁ。
そして宣久といえばなめらかな自家製麺も忘れてはならない。しっかりと茹できった麺の美味しさを味わえるのも、かけラーメンの醍醐味。当たり前のことだが、麺とスープが美味しくなければNAKEDは成立し得ない。宣久の実力をまざまざと感じさせられる一杯に大満足。
山本剛志
2016年に、旧甲州街道沿いに開店した「秋刀鮪だし 宣久」。ご主人は、それまでにここにあった「アイバンラーメン」で店長を勤めていた方で、ニューヨークに移転した店の跡で独立した形になる。岩手県出身で、岩手の食材を取り入れる他、「秋刀魚」と「鮪」、そして鶏をベースに使ったスープで、醤油・塩・つけ麺の他、「背脂生姜醤油」も提供している。
今回のNAKEDで提供される一杯は、醤油味をベースにしつつも、スープは鶏を排して「秋刀魚+鮪」の魚介系オンリーに。更に焙煎した秋刀魚節の「追い出汁」をプラス。仕上げにかける鶏油にも秋刀魚の香りを加えているので、ひたすらに魚介、特に秋刀魚の魅力を漂わせている。
そこに合わせる自家製麺は、通常でも使われる中太麺だが、スープに馴染ませるために柔らかめに、しっかりと茹できって合わせている。それによって麺がスープに馴染み、麺を啜り上げる時にスープも一体になって口の中に運ばれる。当初ご主人から「もう少し固めにあげた方がいいでしょうか」と訊かれたが、麺とスープだけの一杯を成り立たせるためには、麺を茹できった方がいいと答えた。茹できってもへたらない、しっかりと作られた麺だからそれが可能でもある。
【NAKED #078】
秋刀鮪だし 宣久(東京都世田谷区南烏山3-24-7/京王線「芦花公園」駅より徒歩2分)
「秋刀鮪だしかけらーめん+追い焙煎秋刀魚節」850円
販売期間:8月1日(土)〜8月31日(月)
※一日10食限定
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。
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