想像してみてください。
もし、1日まったくインターネットを見ることができないという状況になったとしたら……。
これで不安になったという人は、もしかしたらネット依存の症状があらわれているかもしれません。
インターネットが瞬く間に普及して、今やネットがないと普通の生活に不便を感じる時代になりました。ただ、便利に使っているくらいで収まっていればいいのですが、依存という段階にまで進んでしまうと……!
本当は怖いネット依存症の症状や対策を知って、うまく付き合って行く方法を身につけておきましょう。
ネット依存症チェックリスト
まずは以下のチェックリストにいくつ当てはまるか確認してみてください。
- 気がつくと長い時間インターネットをしていることがある
- 友だちと過ごすよりインターネットを選ぶことがある
- やるべきことが他にあってもメールチェックを先にする
- 心配なことがあるときにインターネットをすることがある
- 睡眠時間を削ってインターネットをすることがある
いかがでしょうか? これらに3つ以上当てはまる場合、インターネットに依存している可能性が高いと言えます。
ネット依存の段階
では、ネット依存とはどのような段階を経て進んでいくのでしょうか?
スタートはとても簡単なものです。たとえば家にPCがあったから、気になって少し触ってみたという程度のことが多いのです。
ですがそこから、買い物ができたりいい情報が得られたりするなどの良い体験ができた場合、再度インターネットを使いたいと考えます。その繰り返しでネット依存になっていくのです。
特にネット依存で多いのは、インターネットのバーチャル世界でのゲームです。深夜にはもっとも多くのユーザーが利用するため盛り上がり、ついつい夢中になって長時間行なってしまい、睡眠障害や昼夜逆転などの問題が発生してしまいます。
そしてネット上で知り合った人とのコミュニケーションの方が、リアルな現実よりも楽しくなってしまい、現実のことがだんだんと疎かになっていきます。
最終的にはネットをしていない状態では精神的に不安定になり、食事をとらなかったり眠らなかったりなどの悪い状態になっていきます。
ここまできてしまうとなかなか自分ひとりの力では抜け出すことができなくなってしまい、仕事に行けないなどの生活が破たんする状況にもなりかねません。
ネット依存から抜け出す方法
では、ネット依存になってしまっている状態やなりかけている状態から、どのようにして抜け出せばいいのでしょうか。
今の時代は仕事などでもネットを使う機会が多いので、完全に断つのは難しいと考えられます。なので、多少ながらもコントロールができるようになればOKと考えましょう。
コントロールができるようになるだけと言っても、依存状態から抜け出すのはかなり難しいこと。もし自分の努力だけでは難しいようであれば、家族や友人の力を借りるといいでしょう。
具体的なコントロールの方法
まず最初は規則正しい生活のスケジュールを考えます。ここでがっちりスケジュールを組んでしまうと挫折しやすいので、最初は睡眠と食事・お風呂の時間だけを決めておきましょう。
睡眠時間や食事の時間が守れるようになったら、次に自由な時間でネットをしない時間を徐々に増やしていきます。その時に他に楽しめるモノを用意しておきましょう。できれば身体を動かすことなどにするとGoodです。
そうして、だんだんとリアルとネットの比重を変えていき、リアルを充実させていきます。一人では難しい場合は周りの手を借りたり、自助グループなどを頼ってもいいですね。
自分の心がけ次第で変わることができる!
現代はネット依存に簡単に陥ってしまう環境が整っています。自分や周りの人が抜け出せないほどのネット依存にならないように、ルールを守って楽しくネットを使いこなしましょう!
written by 猫丸神楽