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生れつきの重たい一重。

重たくてアイラインを引いてもシャドーを塗っても隠れるばっかり。

アイラインを引いてるように見せるために、まぶたギリギリまで真っ黒に塗ると、目を閉じたとき、汚い。

自然な二重の子は細く引くだけではっきりした目元になるのに、羨ましい。

せめて同じ一重でもまぶたの皮がすっきりしていればよかったのに。

ずっとそんなふうに考えていました。

私の経験の話が同じ悩みを抱えている人の助けや参考になればと思います。

自分の目が大嫌いになった理由

私が自分の目を嫌いになったのは、小学校3〜4年生くらいのときでした。

その当時は100円ショップにプリクラ機があり、よく友達と休日に撮りに行っていました。

あるとき、友達が落書きをしているときに急に、

「あれ?これ私ちゃん半目になってるー!」

と言われたので見てみると、しっかり目を開けているはずなのに野暮ったい目つきの私がいました。

しっかり目を開けていたはずなのに、たまたまつぶっちゃったのかなー、なんて考えながらその日は家に帰りました。

その日の夜、母親にそのプリクラを見せながら

「半目になっちゃったー」

なんて笑っていたら

「普段からそういう目つきだよ?」

私はその言葉を聞いて過去に撮ったプリクラを全部出して確認しました。

確かに同じ半目みたいな目をしてる。

私はプリクラだけでなく写真も確認し、ほかの子たちと写っているものを見て、自分の目が重たい一重なことを知りました。

その事実を知ったとき、なぜか今まで何人かの大人たちに言われてきた、

「目つきが悪い」「怒ってるの?」

などの意味が理解できました。

中学に入学してからの環境の変化

中学校に入学し、環境変化でさらに私は自分の目が嫌いになりました。

なぜなら同い年の子は入学してから3か月経つ頃には、アイプチやアイテープなどで二重を作って学校に来ていたから。

比較的通っていた中学校は校則がゆるく、メイクもナチュラルくらいなら許されるような環境でした。

入学した最初のうちはみんな何もしていなかったのですが、部活動に入っている子たちは先輩に教わって可愛くなっていく術を知りだしていました。

帰宅部でももちろんメイクができる子はいましたが、たいていその子たちは似たような子たちとグループを組んでいたため話すこともなく、完全に私は浮いていました。

みんな可愛くしているのに私はやり方も知らないし、中学生にメイクは早い。

そう思って頑張って過ごしましたが、ある日の授業中、とある女の子に、

「私ちゃんって浮いてるよねー!なんでアイプチとかすらしないのー?」

なんて言われてしまい、強がっていてもやっぱり精神的にダメージはきました。

その次の日から私は学校に行けなくなりました。

行ったらまたその子に何か言われるかもしれない、ほかの子も同じことを思っていて今回の件でさらに露骨な態度を取られるかもしれない。

そんな恐怖を抱えてしまい学校に行けない日々が続きました。

その時に知った雑誌の存在

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