<提供元サイトで全文を読む>
私は小学生の時から結構モテる方で、色々な男の子から告白された経験がありました。
自分で言うのもなんですが、確かに周りの女子と比べると私は一番可愛かったと思います。
しかし、その時の私はまだ恋愛に興味がなかったので告白されてもすべて断っていました。
そして私が中学生になると、さらに男子生徒からモテるようになりました。
3クラスあったのですが、すべてのクラスの男子は、私に好意があるらしく一時はファンクラブもできるほどでした。
「私ってモテるのかもしれない」
有頂天になった私は、今思えば調子に乗っていたのかもしれません。
学年で一番可愛いということに誇らしさを感じていました。
初めて出来た彼氏
中2になると、私が以前から片思いしていた男子から告白され付き合うことになりました。
生まれて初めて男子と付き合い、生まれて初めて男子と一緒に帰る。
最初は何もかもが全てだったので、ドキドキの毎日でした。
彼も私のことを大切にしてくれました。
そして付き合い始めてから8ヶ月が経った頃のことでしょうか。
夜に彼氏とメールでやり取りをしていた時に、彼氏がふと私に質問をしました。
「ねぇ。明日キスしていい?」
私はこの言葉を聞いてゾッとしました。
普通なら大好きな彼氏に言われて嬉しい!と思うものなのでしょうが、私の場合は
気持ち悪い。
という感情しかありませんでした。
ファーストキスは私にとって大事なもので、昔から私は登下校中にふいにキスをされるのが夢だったのです。
なんで前日の日にキスをして良いか聞かれなければいけないのか、こんなんじゃ明日ドキドキすることもなくファーストキスをすることになるのか。
私は自分がファーストキスに対して抱いていた理想とあまりにもかけ離れた質問をされたので、次第に苛立ちを覚えるようになりました。
25歳になった今では「なんだ、そんなこと」と思うようなことだったのですが、中学生の頃の私はまだ純粋だったので、こんな小さなことに腹をたてていたのです。
もちろん答えはノー。
キスをして良いかなんて聞くものじゃないよと言いました。
彼氏はゴメンねと言いましたが、その後の私たちの関係には壁ができてしまいました。
それから2ヶ月後、私たちは自然消滅をしました。
コメント
コメントを書く