昨日の野口賞男子準決勝で面白かった渋川難波(しぶかわなんば)の手。
親の佐藤聖誠(きよまさ)の2巡目リーチを受けてこの手。
四四九九(57)26667東中白 ドラ3
佐藤捨て牌 一5(6)五(3)
【2巡目の5切りでリーチ】
安全牌はなく、リーチ宣言牌の5ソウの筋の2ソウか、字牌かといったところ。
ここで渋川は九万切りを選択しました。
渋川に理由を聞くと
「安全牌が増えるか一瞬見たかったんで一枚字牌を切ったんですけど(3巡目の発)増えなかったんで、二枚ある9万が一番しのぎやすいと思って切りました。
字牌はあの巡まで誰も切らなかったんでちょっとありそうで、2ソウは打ったら確実にドラが絡むんで選択肢にはなかったです。9万だと安い可能性もあるしバランスを考えて切りました」
そしてリーチの受けはまさにカン2ソウ待ち。
こういったところで親リーチに打つか打たないかで人生が変わるかもしれません。プロはその瞬間のために普段鍛錬しているのでしょう。
さすが渋川プロ。
6月2日からの決勝も楽しみですね。
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