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近代麻雀プレミアリーグ第三節レポート

2015/05/16 19:00 投稿

コメント:1

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2015年4月から最強戦CHで配信されている「近代麻雀プレミアリーグ」の各節レポート


第三節A卓。
対局者は、小林(+148.8)・じゃい(-20.1)・達也(+126.3)・石橋(-76.0)の4名。ポイント的には小林が優位にゲームを進めやすい。手が良くないときには無理をしなくてすむからである。

だが、今回の小林はポイント差を利用したというより、鋭い読みで的確に守る打ち方を披露した。
東2局。達也がpai_s_pe.jpgをポンしてトイトイ含みで仕掛ける。
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その後、pai_s_hatsu.jpgpai_s_nan.jpgを入れ替えた後、小林が捨てたpai_s_7m.jpgをポンしてトイトイのテンパイとなる。
達也の手 pai_s_chun.jpgpai_s_chun.jpgpai_s_6p.jpgpai_s_6p.jpgpai_s_6p.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpg pai_r_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpg pai_r_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg

この直後、小林がpai_s_6m.jpgを引くが、一旦手に収める。たしかに達也の捨て牌は変則的でマンズの一色手に見えなくもない感じ。小林のポイント状況であれば止めても不思議ではない。

だが、小林の手もソーズで満載になってきた。
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こうなるとpai_s_6m.jpgを押す価値も十分だ。しかし小林はここでもpai_s_1s.jpgを切り、チートイツの構えを取る。あくまでpai_s_6m.jpgを捨てなかった。後で聞いたら、小林には達也の待ちがほぼpai_s_6m.jpgであると踏んでいたということである。

小林「マンズのホンイツ風の達也が、pai_s_9m.jpgを切ってからpai_s_7m.jpgをポンしてpai_s_nan.jpg切り。pai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_9m.jpgの形からカンpai_s_8m.jpgの受け入れを消してpai_s_9m.jpgを切り字牌を抱えるのはおかしい」

これは、たとえば最終形が
pai_s_2m.jpgpai_s_3m.jpgpai_s_sha.jpgpai_s_sha.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpg pai_r_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpg  pai_r_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg

のようなテンパイ形であれば、そもそもpai_s_9m.jpgを先に捨てて字牌を抱えないはずという意味である。

pai_s_2m.jpgpai_s_3m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_9m.jpgpai_s_sha.jpgpai_s_sha.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpg pai_r_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg

このようにpai_s_9m.jpgを残し、pai_s_8m.jpg受けを残すのが自然な構えだ。

小林「したがって、
pai_s_9m.jpgを先に捨てたのはpai_s_8m.jpgの受け入れが消えない形だったはずでる。となると考えられるのは

pai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_9m.jpgpai_fuse_take.jpgpai_fuse_take.jpgは字牌)

という形で、pai_s_6m.jpgと何かのシャンポンが本命。pai_s_3m.jpgpai_s_9m.jpgが通ったとはいえpai_s_6m.jpgは切れない」

シャンポンが本命というのは、この時点でリャンメン待ちを否定しやすいからだ。

pai_s_2m.jpgpai_s_3m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_9m.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_fuse_take.jpg pai_r_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg
pai_s_4m.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_9m.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_s_haku.jpgpai_fuse_take.jpg pai_r_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg

上のようにリャンメンターツが残っている場合はpai_s_9m.jpgを捨てにくいが、下の形なら捨てやすい。

小林がpai_s_6m.jpgを切れなかったのはこういう読みがあったからだ。単に「ポイントを持っているし、何となく危ないから切らなかった」という理由とは雲泥の差である。

この半荘も、攻守にわたってメリハリを利かせた小林が圧勝。しぶというち回しでポイントを維持したじゃいが2着に滑り込んだ。ラスの石橋はトータルポイントのマイナスが3桁を越え、非常に苦しい位置へ後退した。

第3節A卓 結果
小林+70.8 じゃい+6.6 達也-26.8 石橋-50.6



第三節B卓。
対局者は、瀬戸熊(-41.5)・魚谷(-70.8)・寿人(-4.5)・藤田(-59.5)の4名。全員、スコアがマイナスであり、何とかトップを取って借金を返済したい。

この半荘は要所でアガリを決めた魚谷がリードする展開。
東2局は寿人の先制リーチに魚谷が追っかけてpai_s_6s.jpgをロン。
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さらに、南1局では2巡目にチートイツドラ2でリーチ。
pai_s_8m.jpgpai_s_8m.jpgpai_s_9m.jpgpai_s_9m.jpgpai_s_9p.jpgpai_s_9p.jpgpai_s_ton.jpgpai_s_nan.jpgpai_s_nan.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_chun.jpgpai_s_chun.jpg ドラpai_s_pe.jpg

これをツモってハネ満とし、リードを広げて逃げ切った。

一方、瀬戸熊と藤田は苦しい展開。

東3局 藤田 pai_s_2p.jpgpai_s_3p.jpgpai_s_4p.jpgpai_s_4s.jpgpai_s_4s.jpgpai_s_5s.jpgpai_s_5s.jpgpai_s_6s.jpgpai_s_6s.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_8m.jpg ドラpai_s_1m.jpg

この手から打pai_s_8m.jpgでリーチといくも、チートイツドラ2テンパイの寿人に一発でpai_s_7m.jpgを通されてしまう。

藤田「このpai_s_7m.jpgを切られたときはアツかったですねぇ」

また、瀬戸熊も魚谷の先制リーチにドラ暗刻で追っかける。
東4局 瀬戸熊pai_s_3m.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_5m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_2s.jpgpai_s_2s.jpgpai_s_6p.jpgpai_s_7p.jpgpai_s_9p.jpgpai_s_9p.jpgpai_s_9p.jpg ドラpai_s_9p.jpg

が、これもアガリには至らず流局。藤田同様、あと一牌が遠い。

そんな苦しい展開のなか、藤田があっと驚く食い仕掛けを入れた。pai_s_chun.jpgをポンしてpai_s_4s.jpgを捨てた後の形がこれである。
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まるで故・安藤満プロばりの亜空間な仕掛けである。ただ、親のないラス目でブラフをかます余裕はない。ボロボロの配牌を何とか高くするために動いたのだ。

が、こんな手が何と満貫に化けた。
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このアガリにより藤田は2着浮上。何とか現状維持でこの半荘を終えた。

第3節B卓 結果
魚谷+61.8 藤田+5.6 寿人-19.2 瀬戸熊-48.2

第三節を終えてスコアは以下の通り。
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小林が200pを超え、決勝進出は濃厚な模様。が、残る3つの椅子の行方はまだ分からない。マイナスでも通過できる可能性は十分ある。石橋・瀬戸熊もここが踏ん張りどころだ。

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コメント

さすがに考えてるんだなぁ・・・

No.1 115ヶ月前
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