「助言-若い世代へ⑧犬を飼えたら飼ったらいい。共に旅した『犬から学ぶ心のレッスン』
私は小さい時から犬を飼いたかった。しかし、外務省に入って公務員生活で公務員宿舎に入ると犬を飼うのはありえない選択だった。しかし、バグダッドに勤務していた時、娘がバイオリンの先生からペキニーズをもらってきて、以降18年後ろめたい気持ちをしながらこの犬を飼った。バグダッド→オタワ→東京→タシケント→東京→テヘラン→東京と一緒に動いた。
私は散歩する位なので、大きいことは言えないが、可能性があえれば是非犬を飼いなさい、こんなに心が癒されるものはない。
そんなわけで、犬に関する本はよく読んだ。1993年、河原まり子。利岡裕子著『犬から学ぶ心のレッスン』は犬と一緒に勤務地を回った。
我々はこの本をいたく気に入って、イランに勤務の時、家内がある時、『犬から学ぶ心のレッスン』の話をした。イスラム今
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「平常心、日々これ好日」の心の養い方をといているが、私は、「知ってことさらに行う自覚」が必要と考えています。
日々の揺れ動き、落ち着かない、いらいらした気持ちを、いかにして静寂な冷静な気持ちに転換するか、その方法論の一つをご提示されたのでしょう。座禅で落ち着かせることも可能であるし、音楽を聴くことによって落ち着くこともあるでしょう。我々高齢者は、自然にに身についてくるのですが、若いときは、湧き上がる怒りがなかなか収まらず、怒りを収めるのに、苦労した経験が、次々と思い出されます。