17日ウオール・ストリート・ジャーナルは「ロシア市場、投資家が警戒すべき5つの理由」の論評を掲載。主要論点。

*******************************

・現実的政治の観点から考える衝動にかられる人もいるだろう。弱体化したロシアがウクライナやシリアなどでの紛争で影響力を行使する余地が少なくなるというもの。しかし、通貨ルーブルの急落やロシア市場が示す混乱が世界経済に真の脅威を及ぼす。

1. 債券市場に波及

同国最大級の企業は巨額の資金をドル建てで調達、債券のデフォルト(債務不履行)リスク増。

これは国際的なリスク。

損失に直面するこれらの債券の保有者は、1998年のロシア危機において見られたように他の高リスク債を処分することで損失をカバーし、市場の混乱に拍車を掛ける。悪影響が広がりそうなのは、アフリカから東欧まで新興国市場の国債、米国のジャンク