チャーチルは真珠湾攻撃の日の日記にこれで我が国は救われたと書いています、
まず、当時の英国首相チャーチルがどのような思いで真珠湾攻撃を迎えたかを見てみたいと思います。
「一七カ月の孤独の戦いと恐るべき緊張の後、真珠湾攻撃によって我々は勝ったのだ。イングランドは生きるだろう。英国の歴史は終わらぬだろう。ヒットラーの運命は定まった。日本人に至っては微塵に砕かれるであろう。とんまな人間は米国の力を割り引きして考えるかもしれなかった。「米国は軟弱だ」と言った者もあり、「彼らは流血に耐えられないであろう。民主主義と煩雑な選挙制度は彼らの戦争努力を麻痺させるだろう“と語った者もある。
しかし、私はかねて、死にものぐるいの最後の一インチまで戦い抜かれた米国の南北戦争を研究してきた。米国は巨大なボイラーのようなもので、その下に火がたかれると、作り出す力には限りがない。満身これ感激という状況で私は床
コメント
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冷静な判断を要するとき、邪心に満ちた心で物事を判断すれば、邪心に満ちた結果しか得られない。
邪心に満ちた結果は、邪心な結果を維持することはなく、必ず滅びてしまう。
冷静な判断を要するとき、冷静に判断すれば、得られものは満足すべきものでもないが、不満足なものでもない。
(ID:19005377)
孫崎先生のご指摘、とても考えさせられます。
当時の国際政治のプレイヤーはヒトラー、スターリン、チャーチル、ルーズベルト、蒋介石、そして、日本は誰?法人格?ともかく個人が見えない。集団の空気がただ何かを動かした、これは私の判断。ヒトラー、スターリン、チャーチルたちは自分に与えられたキャパシテイをフルに活用し、野心と戦略と思惑をもって部下を動かし、情報を取り、工作し、国際政治の舞台でしのぎを削った。
日本の主体であった集団の空気は情報を軽視し、他のプレイヤーを相対化することも出来なかった。と私は思う。チャーチルだけでなく蒋介石も日本が米国を攻撃するのを待っていた。スターリンは日本の新聞論調を分析し、日本がソ連を攻撃することはないとパールハーバーよりずっと前に判断し終わって、本格的にドイツ攻略に乗り出している。
非常時には賢くて個人臭がプンプンした指導者がいないとどうにもならない。今、世界は非常時、米国に当時の指導者如きプレイヤーがいない。プーチン、習近平に並ぶプレイヤーが米国にいない。米国は当時の日本に似ている。世界はとても怖い状況だ。
(ID:2197362)
確かに、太平洋戦争には指導者がいませんね。いい意味でも悪い意味でも、というか悪い意味でしょうね。結局、誰もが本当はうまくいく分けないと心の底では思っている。日本をめちゃくちゃにしてしまうと思っている。でもここで全面撤退するとはいえない。誰もいえない。だから自分に嘘をついってこうなればうまく行くという空想をでっち上げる。真実を覆い隠して国民を欺き続ける。そういう醜いことをしなくては行けない場所に追いやられてしまう。
どこかで日本の精神はおかしくなった。それが明治維新に原因があるのか、日露戦争後の日本にあるのかは僕にはわからない。ただひどい外圧があったことだけは確かだろうと思う。必死でがんばってきたけれど、そしてアジアの一等国にまでなったけれど、でも多分日本はアジアを解放したのではなく侵略した。その辺から何かが変質したのではないかと僕は思う。でもよくはわからない。識者にはいろいろ意見を教えて欲しい。