チャーチルは真珠湾攻撃の日の日記にこれで我が国は救われたと書いています、

 まず、当時の英国首相チャーチルがどのような思いで真珠湾攻撃を迎えたかを見てみたいと思います。

「一七カ月の孤独の戦いと恐るべき緊張の後、真珠湾攻撃によって我々は勝ったのだ。イングランドは生きるだろう。英国の歴史は終わらぬだろう。ヒットラーの運命は定まった。日本人に至っては微塵に砕かれるであろう。とんまな人間は米国の力を割り引きして考えるかもしれなかった。「米国は軟弱だ」と言った者もあり、「彼らは流血に耐えられないであろう。民主主義と煩雑な選挙制度は彼らの戦争努力を麻痺させるだろう“と語った者もある。

 しかし、私はかねて、死にものぐるいの最後の一インチまで戦い抜かれた米国の南北戦争を研究してきた。米国は巨大なボイラーのようなもので、その下に火がたかれると、作り出す力には限りがない。満身これ感激という状況で私は床