世界政治における「進歩的な時(The Progressive Moment)は終わった。経済成長の鈍化と記録的な移民が右派、特にポピュリストの躍進を推進している(ウォール・ストリート・ジャーナルThe Progressive Moment in Global Politics Is Over)
進歩的な時(The Progressive Moment)は、少なくとも今のところは終わった。
この1年は、過去20年以上にわたってほとんどの先進国を支配してきた進歩的な政治が、経済や移民に対する労働者階級の不安と、気候変動からアイデンティティ政治までの問題に対する疲労の増大に煽られて、右傾化していることを示した。
トランプ氏のホワイトハウスへの復帰は最も劇的かつ重要な例だが、これが唯一の例というわけではない。
経済成長がほぼ停滞している欧州全域で、保守派やポピュリスト右派政党が前例のない躍進を遂げている
世界政治での「進歩的な時(The Progressive Moment)は終焉。経済成長の鈍化と移民が右派、特にポピュリストの躍進を推進。米国トランプ、カナダ・トルドーの不人気、独ではナショナリストで反移民のAfD、仏ではNational Rallyの台頭。極右反体制的。保守党との連立が困難。
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コメント
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>彼らはEU、自由貿易、人為的な気候変動に対してはるかに懐疑的であり、入国管理に関してはさらに強硬な姿勢。彼らはまた、支出や福祉の削減に対してもより慎重になっている。
WSJの言う“進歩派“というのは、EUを支持し、人為的気候変動に異論を差し挟まず、移民を受け入れる人々ということなのだろう。だが、EUというか、NATOは戦争を抑止出来ないどころか、積極的に戦争を行っている。その意味では、EUは“進歩的“というより、旧来的なブロック経済圏のようなもので、思想と行動面でも退化とまでは言わないが、進歩的とは言いがたいと思う。
現実的な社会問題としての移民問題について、肯定的なら“進歩的“で、否定的なら“保守的“或いは“右翼的“というのは、あまりに非論理的というか、ズレている。社会問題を考える際に、進歩とか保守とかのイデオロギーを被せて考えることは不合理である。社会問題は基本的に現実的に解決策を考えて対応するべきだ。
気候変動についても、二酸化炭素排出とか、人為的な要因を問題視し過ぎた結果、日本では原発再稼働派を勢いづかせたり、また自然環境の新たな破壊に繋がっていくこともある。自然環境の破壊という点では、大規模な風力発電設備や太陽光発電はあからさまな自然環境破壊ではないか?更に風力発電については、北海道でのヒグマ被害や出没には、風力発電設備設置により山間部の生態系が破壊されたからではないか、という説がある。
私は自称マルクス主義者であったから、どちらかというと唯物論者であり進歩史観には肯定的であった。しかし、明らかにマルクス主義的歴史発展段階説は破綻しているから、自分の思想観、歴史観として安直な進歩史観の反省は身に染みている。
まして、WSJのような西側エリートが語る“進歩“にはマユツバで見る必要があるだろう、というのが、私の現在の立ち位置である。
(ID:19005377)
ウクライナ戦争に取り組む民主党のバイデン政権をトランプはウルトラ左翼と名付けて厳しく批判しました。
私みたいな昔を知った人間には左翼と言えば戦争反対に決まり切っているという認識で凝り固まっていますのでトランプの発言には戸惑がありました。
ドイツの「ドイツの為の選択肢」はウクライナ戦争には反対だし、移民反対を主張してますから、私には左翼に思えますが、マスコミに言わせると右翼らしい。
左や右の呼称はフランス革命時の座席で一番右に王族議員が陣取り一番左側に市民革命派が陣取ったことから使われるようになったとどこかのものの本に書いてありました。
これからは米の世界一極支配志向に賛同するか多極支配体制を願望するかの切り口で政治の動きを観ていきたいと考えてます。