「スズメやチョウの減少が意味するもの~」(時事)
「モニタリングサイト1000」の愛称で呼ばれる環境省の「重要生態系監視地域モニタリング推進事業」が4期20年を経過、スズメやノウサギ、ヘイケボタル、イチモンジセセリといった里地里山の動物の減少傾向が報告された。
モニタリングサイト1000は2003年から始まり、高山帯、森林・草原、里地、砂浜、サンゴ礁など8タイプの生態系を対象に、全国約1000カ所の調査地(定点サイト)で100年にわたり生物群集や自然環境の変化を定量的に継続調査する事業である。その目的は、各生態系に生息する生物種の構成や各種の増減の変化などをいち早くとらえて、適切な自然環境保全施策につなげることにある。
里地調査では、4382種の調査対象の動植物が記録され、その中には環境省のレッドリスト掲載種(以下、レッド種)が338種も含まれることから、里地里山地域があらためて日本の「生物
「スズメやチョウの減少が意味するもの~」(時事)調査で在来種、出現頻度の高い鳥類の15%(16種)、チョウ類の33%(34種)が年平均3.5%を上回る高率で減少。 昆虫の減少→生物の衰退の連鎖、里地里山の生物多様性の劣化がさらに進む→日本的な動植物との出会いが困難に。
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コメント
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>昭和期の急激な人口増加と高度経済発展などで、里地里山地域の多くが次第に市街化や観光開発などの波に飲み込まれた
その後、いく年月・・・、市街化によりニュータウンが生まれた地域は、今や少子高齢化の波に呑み込まれ、「限界ニュータウン」と化している。
里山、山間部に斜面を切り崩して造成されたニュータウン群、マイホームの夢を叶えるために、郊外へ郊外へと。駅から遠いからこそ、自然豊かな地域に良好な住環境が約束される筈だった。
しかし、今や学校から遠く、子育てしにくい、病院、スーパーも近くにはない。山の斜面に家が立ち並ぶから、高齢者にはキツイ、昨今の豪雨で土砂崩れ。廃屋が目立ち、人口は減少の一途、駅から遠いのにバスは減便。
こんな「限界ニュータウン」の惨状を、時々YouTubeで眺めている。我が家は幸い駅徒歩圏だが、周囲の商店街はシャッターが目立つ。空き家も目につく、遊び回る子供達も減った。まして、「限界ニュータウン」となれば、なおさらだろう。
令和日本の衰退は、生活の場面でも可視化されている。
そういえば、我が家の周囲でも確かにスズメを見なくなった。目につくのは、ゴミ集積場を狙うカラスばかり。
何れにせよ、開発と自然環境は二律背反だろう。そして、里山を切り崩して造成された「限界ニュータウン」が人が住まなくなったからといって、自然環境が元に戻るということではないのだろう。荒涼たる廃墟、残骸が人の浅はかさを嘲笑うかのようだ。
『人新世の「資本論」』で斎藤幸平氏が主張したように、脱成長とか、経済成長至上主義からの脱却が大事ではないか、と考えてしまう。個人的には物欲もほとんどない。足るを知る生活をしている。それでいいじゃないか、と思ってしまう。若者達よ、それではダメか?と。
正直言うと、私はグレタ・トゥーンベリには共感できない。
斎藤氏は「SDGsは「大衆のアヘン」である」と言う。わたしもSDGsには胡散臭いものを感じる。だが、斎藤氏は同時に気候変動の原因の一つを二酸化炭素と認識しているようだ。二酸化炭素を排出しないために脱成長、と。それはそれで良いと考えるが、脱二酸化炭素のために、自然エネルギー志向が昨今のブームだ。
しかし、自然エネルギーの問題も露になっている。「風車ができたらヒグマが出て来たと稚内の酪農家が証言」
https://kumamori.org/topics/kumamori-news/20241115-3.html
https://youtube.com/watch?v=w9a8cE4_lHE&si=-dWuMtyUHZKJukl1
要するに、私は脱成長に賛成!!そして、二酸化炭素排出についても、この際基本的にはいいんじゃないか?と考えている。
(ID:19005377)
確かに私の家の庭に設置した鳥の餌台にやってくる雀の数が激減してます。以前は数えきれないほどやってきましたが、今日なんかやってきたのは3羽でした。
最近の家は昔の家と違って雀が巣を作りにくくなったからだと勝手に想像してました。里山も農薬をふんだんに使い灌漑用水路はコンクリートで固めてしまって小魚が全くいません。
終戦直後、国破れて山河あり。、でした。本当に里山は美しく多種類の生物が生き生きとしてました。