日経新聞は、8月29日「日本の研究力、低落の一途 注目論文数10位に」という表題で「「科学技術立国」を掲げる日本の国際的な存在感が低下している。文部科学省の研究所が8月上旬にまとめた報告書では、科学論文の影響力や評価を示す指標でインドに抜かれて世界10位に落ちた。世界3位の研究開発費や研究者数も伸び悩んでおり、長期化する研究開発の低迷に歯止めがかからない。」等を報じた。
日経10月2日夕刊は「日本の研究力低下しているの」「日本の研究開発力の低下は危険水域に」を報じた。
掲載のデータ
(1)分野別に引用された数がトップ10に入る“優れた論文”をまとめた時の国別シェア
国名 2017年―19年の平均シェア 1997年―99年の平均シェア
順位 % 順位 %
中国 1 24.8 13 1.4
米国 2
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毎日世論調査「岸田内閣の支持率49%。新政権発足時通常祝儀相場。菅内閣発足時64%。過去20年では麻生時の45%に次ぐ低さ。政策は基本的に安倍・菅の延長。上昇の要素乏しい。日経平均では菅不出馬で一時上昇も全て吐き出す。総選挙時どこまで下げているかが注目。
コメント
失礼、
日本の右派は菅直人と今はなき民主党に表彰状を。
と、書こうとしたのです。
総理大臣が、小学生でも読める漢字が読めない、
ことが発覚した時、当然起きるはずのことが起きない。
逆に在職最長記録を更新してまう。
日本はもう終わるのかもしれません...
人口が大きく経済的にも強い国、あるいはいまどんどん経済成長している国の研究開発力が伸びているのは当然といえるが、そういうなか比較的日本に近いといえる英仏が効率よく成果をだしているようにみえる。今後の政策的にはここらへんを研究してみてはどうだろうか。もっともこれらの国々も日本よりもずっと経済成長はしてきたのであり、やはり今後どのように日本が経済成長していくかがカギとなる。
日本の歴史としてみれば、単独講和と日米安保条約との引き換えに得られた所得倍増・高度成長の果実を、経済的には停滞していたこの三十年、高齢者福祉等の充実にささげてきた(研究開発力の充実にあてる手もあったはずなのに)。
高齢者のお尻の拭き方の研究・実技も重要だが、そういうことだけにチカラをいれていても日本の研究開発力は伸びない。そして、経済成長していかなければ、高齢者のお尻をていねいに拭き続けることもできない。
やはり経済成長がカギとなるのだろう。もう経済成長なんかいらないというような評論をみかけたりもするが、現在与えられているものによる贅沢に慣れすぎたゆえの世迷言なのであろうとおもう。
(ID:18367902)
日経の記事(8月19日)2度目のご投稿であるが、
8月5日に報道されている政府の対策が全然触れられていない。政府は手をこまねているわけではないといえる。
研修者の処遇改善が必要であり、20年、30年先にノーベル賞クラスのいくつかの世界的論文が出てくることを期待した政府主導の「10兆円大学ファンド」が設立された。
運用資金は4兆5000億円からはじまり、ちかいうちに10兆円規模に拡大する。世界的に見ても類を見ない規模であり、ファンド運用益で研究インフラ整備で研究資金をねん出する。
ちなみに立憲民主の選挙用マニフェストによると、
①時限的な減税と給付金
②生きていく上で不可欠なベーシックサービスの充実
③雇用の安定と賃金の底上げ
④中長期的な研究開発の強化
⑤財源は富裕層や超大企業の優遇税制の是正
④で触れてはいるが、具体策が見られない。政府の政策に対しそっぽを向いているとしか言えない。政府の方針に問題があれば別の具体策を提起すべきでしょう。
問題だ問題だと騒いでいるだけでは問題は解決しない。